講座詳細情報
申し込み締切日:2023-08-31 / 日本史 / 学内講座コード:23A1602500
中世考古学への招待【ハイフレックス講座】 最新発掘情報による「鎌倉殿と御家人の世界」Ⅱ
- 開催日
- 9月 9日(土)、 9月16日(土)、 9月30日(土)、10月 7日(土)、10月14日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:30~17:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 40
- その他
- 8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
日本各地では数多くの遺跡発掘調査が行われ、地下に埋もれていた遺跡が膨大な出土品と共に明らかにされている。その成果はマスコミなどにより報道され、多くの人の注目を集めている。しかし、新聞やテレビを賑やかす様な「新発見」にとどまらず、調査によって蓄えられた発掘データの積み重ねによって、『日本史』像に再考を迫るような新事実も明らかにされている。これまで聞いたことのある『常識的な日本史』像とはひと味違った「列島に暮らすヒトたちの姿」が見えはじめている。なかでも中近世の遺跡の調査の進展にともなう研究の進展は、目をみはるものがある。
本講座では昨年に引き続き、「鎌倉殿(将軍)と御家人の世界」について、都市・鎌倉の発展や京との関わり、また各地の都市・町の姿とネットワークについて、各地の遺跡・遺物研究の最前線に立つ新進気鋭の研究者により、中世考古学の基礎的な知識から説きおこし、さらに最新の研究成果や分析法などについても平易に解説していく。「中世考古学への招待」として、遺跡・遺物というリアリティのある、ひと味違った切り口でアプローチし、歴史上の舞台となった各地の旧跡や博物館の訪問が楽しくなるような最新情報を提供し、『新たな中世像』を描き出したい。考古学の楽しさを通じて、文化遺産保護の意義についても考えていきたい。
※【第5回】10月14日は、オンライン(ライブ)講義のみとなります。ご自宅で受講いただけますが、教室でライブ参加することも可能です。
【講座スケジュール】
第1回 9月 9日(土) 概説 列島を駆ける武士たち 考古学成果から見る都市と人・モノの移動【池谷 初惠】
詳細:鎌倉時代は戦乱や新領地を獲得した武士たちの拡散によって、人とモノが大きく動いた時代である。列島各地には新たな都市や町が出現し、多彩なネットワークが広がっていった。これまでの発掘調査で明らかになった遺跡、そして各地の出土遺物の動態から、人々の移動や流通の実態を解き明かす。
第2回 9月16日(土) 中世鎌倉の最盛期と文化受容の痕跡【古田土 俊一】
詳細:昨年話題となった大河ドラマ。そこに描かれたのは北条義時の時代であり、鎌倉時代の初期の姿である。鎌倉が最盛期を迎えるのは鎌倉時代の後半にさしかかる義時の孫の時代であり、出土する考古学資料は量・質ともに当時の列島最高レベルの文化が構築されていたことを物語る。なぜここまでの文化が花開いたのか。その要因の一つである最新仏教に注目し、現代の鎌倉の姿にもつながる街並みの形成過程を明らかにする。
第3回 9月30日(土) 奥州藤原氏の輝ける都 平泉【八重樫 忠郎】
詳細:世界文化遺産である中尊寺金色堂や毛越寺の浄土庭園のある平泉は、かつてどのような都市であったのか。政庁である柳之御所遺跡、壮麗な寺院群の姿が発掘調査によって明らかになっている。また、道路や地割の復元、大量の出土遺物から都市平泉の発展過程も判明している。考古学成果から100年にわたる平泉の繁栄を語る。
第4回10月 7日(土) 京・鎌倉と東国武士【山本 みなみ】
詳細:鎌倉時代には、古代からの王権都市である京に加えて、鎌倉に新たに武家政権が誕生し、2つの都市を中心に政治・文化が動くようになる。京・鎌倉の間で東国武士はどのように活動したのか。文献史料と考古資料から、京・鎌倉の協調と競合の中で躍動する東国武士の姿を探る。
第5回10月14日(土) 瀬戸内海流通の拠点 草戸千軒町遺跡【鈴木 康之】※オンライン(ライブ)
詳細:広島県の芦田川中州の発掘調査で、忽然と中世の町が現れた。瀬戸内海流通の拠点であり、港町として発展した草戸千軒町遺跡である。豊富な出土遺物によって、ここは列島各地の様々なモノが集まる拠点であるとともに、職人や商人が暮らすにぎやかな町であったことがわかる。中世の町の息づかいが感じられる遺跡である。
日本各地では数多くの遺跡発掘調査が行われ、地下に埋もれていた遺跡が膨大な出土品と共に明らかにされている。その成果はマスコミなどにより報道され、多くの人の注目を集めている。しかし、新聞やテレビを賑やかす様な「新発見」にとどまらず、調査によって蓄えられた発掘データの積み重ねによって、『日本史』像に再考を迫るような新事実も明らかにされている。これまで聞いたことのある『常識的な日本史』像とはひと味違った「列島に暮らすヒトたちの姿」が見えはじめている。なかでも中近世の遺跡の調査の進展にともなう研究の進展は、目をみはるものがある。
本講座では昨年に引き続き、「鎌倉殿(将軍)と御家人の世界」について、都市・鎌倉の発展や京との関わり、また各地の都市・町の姿とネットワークについて、各地の遺跡・遺物研究の最前線に立つ新進気鋭の研究者により、中世考古学の基礎的な知識から説きおこし、さらに最新の研究成果や分析法などについても平易に解説していく。「中世考古学への招待」として、遺跡・遺物というリアリティのある、ひと味違った切り口でアプローチし、歴史上の舞台となった各地の旧跡や博物館の訪問が楽しくなるような最新情報を提供し、『新たな中世像』を描き出したい。考古学の楽しさを通じて、文化遺産保護の意義についても考えていきたい。
※【第5回】10月14日は、オンライン(ライブ)講義のみとなります。ご自宅で受講いただけますが、教室でライブ参加することも可能です。
【講座スケジュール】
第1回 9月 9日(土) 概説 列島を駆ける武士たち 考古学成果から見る都市と人・モノの移動【池谷 初惠】
詳細:鎌倉時代は戦乱や新領地を獲得した武士たちの拡散によって、人とモノが大きく動いた時代である。列島各地には新たな都市や町が出現し、多彩なネットワークが広がっていった。これまでの発掘調査で明らかになった遺跡、そして各地の出土遺物の動態から、人々の移動や流通の実態を解き明かす。
第2回 9月16日(土) 中世鎌倉の最盛期と文化受容の痕跡【古田土 俊一】
詳細:昨年話題となった大河ドラマ。そこに描かれたのは北条義時の時代であり、鎌倉時代の初期の姿である。鎌倉が最盛期を迎えるのは鎌倉時代の後半にさしかかる義時の孫の時代であり、出土する考古学資料は量・質ともに当時の列島最高レベルの文化が構築されていたことを物語る。なぜここまでの文化が花開いたのか。その要因の一つである最新仏教に注目し、現代の鎌倉の姿にもつながる街並みの形成過程を明らかにする。
第3回 9月30日(土) 奥州藤原氏の輝ける都 平泉【八重樫 忠郎】
詳細:世界文化遺産である中尊寺金色堂や毛越寺の浄土庭園のある平泉は、かつてどのような都市であったのか。政庁である柳之御所遺跡、壮麗な寺院群の姿が発掘調査によって明らかになっている。また、道路や地割の復元、大量の出土遺物から都市平泉の発展過程も判明している。考古学成果から100年にわたる平泉の繁栄を語る。
第4回10月 7日(土) 京・鎌倉と東国武士【山本 みなみ】
詳細:鎌倉時代には、古代からの王権都市である京に加えて、鎌倉に新たに武家政権が誕生し、2つの都市を中心に政治・文化が動くようになる。京・鎌倉の間で東国武士はどのように活動したのか。文献史料と考古資料から、京・鎌倉の協調と競合の中で躍動する東国武士の姿を探る。
第5回10月14日(土) 瀬戸内海流通の拠点 草戸千軒町遺跡【鈴木 康之】※オンライン(ライブ)
詳細:広島県の芦田川中州の発掘調査で、忽然と中世の町が現れた。瀬戸内海流通の拠点であり、港町として発展した草戸千軒町遺跡である。豊富な出土遺物によって、ここは列島各地の様々なモノが集まる拠点であるとともに、職人や商人が暮らすにぎやかな町であったことがわかる。中世の町の息づかいが感じられる遺跡である。
備考
【備考】
※※必ず下記の内容をご確認ください※※
【ハイフレックス講座はまたはにてご参加ください。】
・後日配信する動画は記録用動画となります。
・記録用動画は音声や画面の乱れの発生、ネットワーク不備等により、配信できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
・「ハイフレックス講座」とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
※※必ず下記の内容をご確認ください※※
【ハイフレックス講座はまたはにてご参加ください。】
・後日配信する動画は記録用動画となります。
・記録用動画は音声や画面の乱れの発生、ネットワーク不備等により、配信できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
・「ハイフレックス講座」とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
講師陣
名前 | 池谷 初惠 |
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肩書き | 伊豆の国市教育委員会学芸員 |
プロフィール | - |
名前 | 古田土 俊一 |
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肩書き | 浄光明寺、神奈川大学非常勤講師 |
プロフィール | - |
名前 | 八重樫 忠郎 |
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肩書き | 岩手大学平泉文化研究センター客員教授 |
プロフィール | - |
名前 | 山本 みなみ |
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肩書き | 鎌倉文化交流館学芸員、青山学院大学非常勤講師 |
プロフィール | - |
名前 | 鈴木 康之 |
---|---|
肩書き | 県立広島大学教授 |
プロフィール | - |