講座詳細情報
申し込み締切日:2022-11-07 / その他趣味 / 学内講座コード:22B1606600
シネマ・パラダイス【対面講座】 名作に見る映画の構造
- 開催日
- 11月 9日(水)、11月16日(水)、11月30日(水)、12月 7日(水)、12月14日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 12:30~14:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 50
- その他
- 8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
映画はシナリオという設計図に基づいてドラマを描きます。ドラマとは何か。核心は「葛藤」です。主人公は葛藤し、苦難を乗り越えて成長し、あるいは愛を成就します。ドラマには発端があり、終幕があります。「起承転結」です。本講座では「起承転結」の観点から、映画の構造を解き明かします。
ファーストシーンで、いかに観客を映画の世界に引き込むか。ヒーローやヒロインを印象的に登場させるには、どういう設定が良いか。いよいよドラマが動き始め、敵役が立ちはだかり、主人公は危機に陥ります。ハラハラドキドキさせて、クライマックスへ。その興奮が冷めやらぬうちに、ラストシーンに向かいます。
毎回、内容に則した名作をビデオ鑑賞しながらの講座です。最終回は映画の中の小道具について、「小粒でもピリリと辛い」小道具の役割に着目します。
この講座によって、新しい映画の楽しみ方を会得するでしょう。
【講座スケジュール】
第1回11月 9日(水) 起承転結の「起」
詳細:観客をドラマの世界にいざなう導入部。正統派(シェーン)や張り手型(野良犬、白い巨塔)、あるいは倒錯型(刑事コロンボ)。鑑賞予定作品=「シェーン」「生きる」「甘い生活」「野良犬」「白い巨塔」「死刑台のエレベーター」「恋におちて」「独裁者と小さな孫」
第2回11月16日(水) 起承転結の「承」
詳細:一番の長丁場、紆余曲折のいろは坂を上る。ヒーロー・ヒロインの登場。悪役ら主要人物がそろい、人物相関図が示される。鑑賞予定作品=「駅馬車」「切腹」「忍ぶ川」「夜の大捜査線」「カッコーの巣の上で」「或る夜の出来事」「仁義なき戦い」
第3回11月30日(水) 起承転結の「転」
詳細:いよいよクライマックス。壮烈なアクションあり(七人の侍)、沈黙のメッセージあり(かくも長き不在)、大逆転あり(猿の惑星、スティング)。鑑賞予定作品=「スミス都へ行く」「蜘蛛巣城」「蒲田行進曲」「かくも長き不在」「赤ひげ」「アポロ 13」
第4回12月 7日(水) 起承転結の「結」
詳細:ラストシーンで後味が決まる。余韻か衝撃か。観客に考えさせる小津映画。鑑賞予定作品=「第三の男」「情婦マノン」「サンセット大通り」「晩春」「勝手にしやがれ」「俺たちに明日はない」「スティング」「猿の惑星」「おとうと」「四月の永い夢」
第5回12月14日(水) 小道具の役割
詳細:印象的な小道具の使い方や小ネタの楽しさを味わう。鑑賞予定作品=「戦艦ポチョムキン」「アンタッチャブル」「西部戦線異状なし」「カサブランカ」「翼よ! あれが巴里の灯だ」「アパートの鍵貸します」「渚にて」「ALWAYS 三丁目の夕日」「HAYABUSA はやぶさ」
映画はシナリオという設計図に基づいてドラマを描きます。ドラマとは何か。核心は「葛藤」です。主人公は葛藤し、苦難を乗り越えて成長し、あるいは愛を成就します。ドラマには発端があり、終幕があります。「起承転結」です。本講座では「起承転結」の観点から、映画の構造を解き明かします。
ファーストシーンで、いかに観客を映画の世界に引き込むか。ヒーローやヒロインを印象的に登場させるには、どういう設定が良いか。いよいよドラマが動き始め、敵役が立ちはだかり、主人公は危機に陥ります。ハラハラドキドキさせて、クライマックスへ。その興奮が冷めやらぬうちに、ラストシーンに向かいます。
毎回、内容に則した名作をビデオ鑑賞しながらの講座です。最終回は映画の中の小道具について、「小粒でもピリリと辛い」小道具の役割に着目します。
この講座によって、新しい映画の楽しみ方を会得するでしょう。
【講座スケジュール】
第1回11月 9日(水) 起承転結の「起」
詳細:観客をドラマの世界にいざなう導入部。正統派(シェーン)や張り手型(野良犬、白い巨塔)、あるいは倒錯型(刑事コロンボ)。鑑賞予定作品=「シェーン」「生きる」「甘い生活」「野良犬」「白い巨塔」「死刑台のエレベーター」「恋におちて」「独裁者と小さな孫」
第2回11月16日(水) 起承転結の「承」
詳細:一番の長丁場、紆余曲折のいろは坂を上る。ヒーロー・ヒロインの登場。悪役ら主要人物がそろい、人物相関図が示される。鑑賞予定作品=「駅馬車」「切腹」「忍ぶ川」「夜の大捜査線」「カッコーの巣の上で」「或る夜の出来事」「仁義なき戦い」
第3回11月30日(水) 起承転結の「転」
詳細:いよいよクライマックス。壮烈なアクションあり(七人の侍)、沈黙のメッセージあり(かくも長き不在)、大逆転あり(猿の惑星、スティング)。鑑賞予定作品=「スミス都へ行く」「蜘蛛巣城」「蒲田行進曲」「かくも長き不在」「赤ひげ」「アポロ 13」
第4回12月 7日(水) 起承転結の「結」
詳細:ラストシーンで後味が決まる。余韻か衝撃か。観客に考えさせる小津映画。鑑賞予定作品=「第三の男」「情婦マノン」「サンセット大通り」「晩春」「勝手にしやがれ」「俺たちに明日はない」「スティング」「猿の惑星」「おとうと」「四月の永い夢」
第5回12月14日(水) 小道具の役割
詳細:印象的な小道具の使い方や小ネタの楽しさを味わう。鑑賞予定作品=「戦艦ポチョムキン」「アンタッチャブル」「西部戦線異状なし」「カサブランカ」「翼よ! あれが巴里の灯だ」「アパートの鍵貸します」「渚にて」「ALWAYS 三丁目の夕日」「HAYABUSA はやぶさ」
備考
【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
講師陣
名前 | 服部 宏 |
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肩書き | 映画評論家 |
プロフィール | 1944 年横浜市生まれ。中央大学法学部卒業。1969 年神奈川新聞入社。1999 年~2002 年編集局文化部長。主要著書に『シネマ・パラダイス』(神奈川新聞社)、『横浜と映画』(編著、横浜学連絡会議)、『トーマス栗原―日本映画の革命児』(夢工房)。オリジナル脚本『無人島戦記』で第 5 回城戸賞準入選。 |