講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-21 / 日本史 / 学内講座コード:22B1602800
日本の甲冑―古代・中世編【オンデマンド配信】
- 開催日
- 10月 5日(水)、10月12日(水)、10月19日(水)、10月26日(水)、11月 2日(水)、11月 9日(水)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 12:00配信
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,500円
- 定員
- -
- その他
- 9500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
全世界的に戦闘における防御具の代表は甲胄である。甲胄とは、胴部の防御具である「よろい」と頭部の防御具である「かぶと」の総称である。日本では戦闘が始まった弥生時代以来、古代・中世・近世の各時代でそれぞれ特徴ある甲冑が出現した。特に中世・近世の甲冑は工芸技術的にも優れたものが多く、現在では文化財としての域をこえて美術品にまでなっている。そのうち中世の甲冑はすべてに地域差がなく画一的な様式である。しかし、当世具足・当世冑と総称される近世の甲冑は、その着用者(甲冑注文者)の意向を反映した個性豊かな様々な様式が成立した。こうした日本の甲胄について古代・中世編と近世編に分け、多くの図版資料を使用しながら、その構造や機能を細部にわたって解説する。
【講座スケジュール】
第1回10月 5日(水) 日本甲冑を考えるための基礎事項
詳細:最初に日本の古代・中世の甲冑の概要を把握することを目的に、日本甲冑を歴史的に考える基礎事項として、日本甲冑の基本用語とともに、古代・中世の甲冑で共通する部分と相違する部分について解説する。
第2回10月12日(水) 日本古代の甲冑
詳細:ここで古代とは弥生時代から古墳時代を経て律令制下(奈良時代から平安時代初期頃)までの時代をいう。弥生時代には日本に金属製甲冑はなく、古墳時代に鉄製甲冑が舶来・発達し、律令制下には挂甲・短甲・綿甲の名称が文献にみえる。こうした日本古代の甲冑について時代を追って解説する。
第3回10月19日(水) 日本中世の甲冑(1)・(2)―大鎧―
詳細:ここで中世とは平安中期から戦国時代末期頃までをいい、鎌倉時代までを中世前期、南北朝時代以降を中世後期という。中世前期に大鎧・腹巻・腹巻鎧・星冑が成立し、中世後期に胴丸・腹当・筋冑が加わる。その中心となるのが大鎧と星冑である。特に大鎧は構造が複雑なので2回に分けて解説する。
第4回10月26日(水) 日本中世の甲冑(1)・(2)―大鎧―
詳細:前回の続き
第5回11月 2日(水) 日本中世の甲冑(3)―星冑と筋冑―
詳細:中世の冑は星冑と筋冑である。星冑が中世前期に成立し、それが変化して中世後期に筋冑が成立する。星冑は大鎧・腹巻鎧で使用し、筋冑は腹巻・胴丸で使用するが、中世後期には星冑は徐々に廃れ、大鎧にも筋冑を使用した。こうした星冑と筋冑について解説する。
第6回11月 9日(水) 日本中世の甲冑(4)―腹巻・腹巻鎧・胴丸・腹当―
詳細:大鎧以外の中世甲のうち、腹巻鎧は大鎧と構造的な共通点が多い甲であり、その他は大鎧に比較すれば単純な構造である。そのため、腹巻と胴丸は名称と構造の対応関係が戦国時代の混乱のなかで逆転して現在に継承されている。こうした大鎧以外の中世甲について解説する。
全世界的に戦闘における防御具の代表は甲胄である。甲胄とは、胴部の防御具である「よろい」と頭部の防御具である「かぶと」の総称である。日本では戦闘が始まった弥生時代以来、古代・中世・近世の各時代でそれぞれ特徴ある甲冑が出現した。特に中世・近世の甲冑は工芸技術的にも優れたものが多く、現在では文化財としての域をこえて美術品にまでなっている。そのうち中世の甲冑はすべてに地域差がなく画一的な様式である。しかし、当世具足・当世冑と総称される近世の甲冑は、その着用者(甲冑注文者)の意向を反映した個性豊かな様々な様式が成立した。こうした日本の甲胄について古代・中世編と近世編に分け、多くの図版資料を使用しながら、その構造や機能を細部にわたって解説する。
【講座スケジュール】
第1回10月 5日(水) 日本甲冑を考えるための基礎事項
詳細:最初に日本の古代・中世の甲冑の概要を把握することを目的に、日本甲冑を歴史的に考える基礎事項として、日本甲冑の基本用語とともに、古代・中世の甲冑で共通する部分と相違する部分について解説する。
第2回10月12日(水) 日本古代の甲冑
詳細:ここで古代とは弥生時代から古墳時代を経て律令制下(奈良時代から平安時代初期頃)までの時代をいう。弥生時代には日本に金属製甲冑はなく、古墳時代に鉄製甲冑が舶来・発達し、律令制下には挂甲・短甲・綿甲の名称が文献にみえる。こうした日本古代の甲冑について時代を追って解説する。
第3回10月19日(水) 日本中世の甲冑(1)・(2)―大鎧―
詳細:ここで中世とは平安中期から戦国時代末期頃までをいい、鎌倉時代までを中世前期、南北朝時代以降を中世後期という。中世前期に大鎧・腹巻・腹巻鎧・星冑が成立し、中世後期に胴丸・腹当・筋冑が加わる。その中心となるのが大鎧と星冑である。特に大鎧は構造が複雑なので2回に分けて解説する。
第4回10月26日(水) 日本中世の甲冑(1)・(2)―大鎧―
詳細:前回の続き
第5回11月 2日(水) 日本中世の甲冑(3)―星冑と筋冑―
詳細:中世の冑は星冑と筋冑である。星冑が中世前期に成立し、それが変化して中世後期に筋冑が成立する。星冑は大鎧・腹巻鎧で使用し、筋冑は腹巻・胴丸で使用するが、中世後期には星冑は徐々に廃れ、大鎧にも筋冑を使用した。こうした星冑と筋冑について解説する。
第6回11月 9日(水) 日本中世の甲冑(4)―腹巻・腹巻鎧・胴丸・腹当―
詳細:大鎧以外の中世甲のうち、腹巻鎧は大鎧と構造的な共通点が多い甲であり、その他は大鎧に比較すれば単純な構造である。そのため、腹巻と胴丸は名称と構造の対応関係が戦国時代の混乱のなかで逆転して現在に継承されている。こうした大鎧以外の中世甲について解説する。
備考
【備考】
オンデマンド配信では事前に収録した講義を受講できます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴できます。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。
ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
※マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。
◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
(3)「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「動画の再生(オンデマンド配信)」が始まります。
※配信講座の録音・録画・写真撮影は固く禁止しています。
(4)資料のダウンロード欄の「ダウンロード」をクリックすると講座に使用する資料(レジュメ)をダウンロードする事ができます。
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※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。
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2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
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※マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。
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(4)資料のダウンロード欄の「ダウンロード」をクリックすると講座に使用する資料(レジュメ)をダウンロードする事ができます。
講師陣
名前 | 近藤 好和 |
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肩書き | 有職故実研究家 |
プロフィール | 1957年神奈川県生まれ。1987年國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士( 文学・広島大学)。著書に、『弓矢と刀剣』『中世的武具の成立と武士』『騎兵と歩兵の中世史』( 以上、吉川弘文館)、『源義経』( ミネルヴァ書房)、『装束の日本史』『武具の日本史』( 以上、平凡社新書)、『日本古代の武具『国家珍宝帳』と正倉院の器仗』( 思文閣出版)、『朝廷儀礼の文化史』(臨川書店)、『天皇の装束』( 中公新書) などがある。 |