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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-10-20 / 日本史 / 学内講座コード:22B1602700

考古学が描きだすヤマタイ国時代の列島の姿Ⅵ【ハイフレックス講座(録画あり)】 歴史と文学

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月22日(土)、10月29日(土)、11月12日(土)、11月19日(土)、11月26日(土)
講座回数
5回
時間
15:30~17:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
50
その他
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
日本列島の弥生時代の後期(紀元2 ~ 3 世紀頃)の様子を記した『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼の存在、「倭国大乱」の記載、中国王朝との交渉や隣国・狗奴国との対立の様子などが記されている。続く4 世紀には奈良盆地を中心に巨大な前方後円墳の築造が開始され、ほどなく列島各地に波及する。この間の歴史の動きは、国家形成という重要な事柄にかかわるもので、いわゆるヤマタイ国論争・ヤマト政権成立にかかる議論は多くのひとの関心を惹きつけている。
しかし文字史料としての限界もあり、なかなか難
しい問題である。近年、全国で大規模な遺跡調査が進展し、その成果は膨大なものがある。遺跡発掘調査の成果は、新聞やテレビを賑やかす様な「発見」にとどまらず、たくわえられた膨大な発掘資料から解明されつつあることも数多い。昨年に引き続き、本講座では新進気鋭の研究者により、最新の研究成果や分析法によって新たな列島史を平易に述べる。特に本年は、日本列島の古墳研究の視点にとどまらず、海洋民を介在させた地域間ネットワークや比較考古学の見地から、「古墳時代の始まりと交流」を取り上げ、列島史の多様性に光を当て、「常識的な日本史像」について再考を迫りたい。

【講座スケジュール】
第1回10月22日(土) 世界史からみた古墳時代の変革【松木 武彦】
詳細:古墳時代は、世界的にみると、古代帝国システムが崩れ、エスニック(民族)集団が領域国家を作って中世へと入っていく段階に当たる。従来、集権的な「古代社会」の構築期として理解されてきた古墳時代を、いかにして、分節的な「中世社会」への移行期として捉えなおしていくかを展望する。
第2回10月29日(土) 古墳出現期の奈良盆地の実態を探る【山本 亮】
詳細:最初の超大型前方後円墳である箸墓古墳が出現した奈良盆地。箸墓古墳出現へ至る過程については他の多くの地域の関りがあったとされていますが、肝心の奈良盆地は当時どのような社会だったのでしょうか?最近の調査成果も交えながら辿ります。
第3回11月12日(土) 邪馬台国と聖俗二重王権【石村 智】
詳細:『魏志倭人伝』によると卑弥呼の王権は聖俗二重王権であったことが示唆されている。こうしたあり方は古代日本の「ヒメ・ヒコ」制や琉球王国の「ノロ」制度、さらにはポリネシアの聖俗二重王権との関連も想定することができる。本論ではこうした聖俗二重王権の事例を比較し、卑弥呼の王権の特質を明らかにしていく。
第4回11月19日(土) 列島東北部の古墳時代の交流【稲田 健一】
詳細:古墳時代の始まりの頃、茨城県北部では「十王台式」と呼ばれる個性的な弥生時代からの土器群が展開していた。その後、急激に「十王台式」から古墳時代の土器「土師器」へと展開していく。その背景にはダイナミックな人や文化の流れがあることが想定できる。その流れについて明らかにしていく。
第5回11月26日(土) 古墳時代のはじまりと海洋民【西川 修一】
詳細:弥生時代~古墳時代には、ダイナミックな海洋民の活動が垣間見られるが、その位置づけや評価は、必ずしも「高い」とは言い難い。ヤマト政権の出現の背景にある海洋民文化について、考古資料に引き寄せて、倭人文化について概説したい。

備考

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

※緊急な都合により講師・日程等を変更する場合があります。

講師陣

名前 松木 武彦
肩書き 国立歴史民俗博物館/総合研究大学院大学
プロフィール
名前 山本 亮
肩書き 東京国立博物館
プロフィール
名前 石村 智
肩書き 東京文化財研究所
プロフィール
名前 稲田 健一
肩書き ひたちなか市埋蔵文化財調査センター
プロフィール
名前 西川 修一
肩書き 日本考古学協会員
プロフィール
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