講座詳細情報
申し込み締切日:2022-05-21 / 日本史 / 学内講座コード:22A1603000
編集者が語る素顔の作家たち―瀬戸内寂聴の実像と文学【ハイフレックス(録画あり)】
- 開催日
- 6月 4日(土)、 6月18日(土)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 15:30~17:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
講師は大学在学中より、遠藤周作編集長の「三田文学」で編集者の生活を始め、卒業後「新潮社」に入社。20年在籍した後、出版社を設立し、その間、40年以上にわたって、編集者として多くの作家たちに接し、仕事をしてきました。
今期は、瀬戸内寂聴を2回にわたって取り上げます。寂聴さんは、デビュー以来、誤解や苦難の種を自らまきながら歩いてきたような作家です。その苦難の半生、そして仏門に入ってからの人生と創作の特質を語ります。
編集者ならではの視点から、作家たちの素顔と実像を語り、その作品世界を読み解く一助となる講座にしてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月 4日(土) 「瀬戸内晴美が背負った十字架と苦難の人生」
詳細:デビュー作の『花芯』は「子宮小説」と批判され、彼女は文壇から締め出された。そして、4歳年下の恋人のために3歳の娘を捨てたと言われ、作家人生の初めから十字架を背負っていた。奔放な生き方が誤解を生み、瀬戸内晴美としての半生は苦難の連続だった。一方で、ベストセラー小説を次々に出し、才能が開花してゆく。そしてその後の出家。売れっ子作家はなぜ、仏門に入ったのだろうか? その人生を彩った光と影を考察する。
第2回 6月18日(土) 「評価されにくかった三つの顔を持つ作家」
詳細:寂聴さんは、大正期の女流作家たちの評伝を書いて頭角を現した。岡本かの子、伊藤野枝、田村俊子…。その書き方は「入れ子の構造」といわれ、自分の人生に重ね合わせて書く独特の手法であった。その後、『夏の終り』で純文学の作家として評価され、同じ年に発表したエンターテイメント小説『女徳』は彼女を流行作家にした。三つの顔を持つ作家。しかし、多才ゆえに、その文学は必ずしも正当な評価を得られてこなかった。100歳を前に他界した彼女を生かし続けた執念のような「強い思い」とは何なのか? 長年、寂庵に通った講師が見てきた寂聴さんの実像―。
講師は大学在学中より、遠藤周作編集長の「三田文学」で編集者の生活を始め、卒業後「新潮社」に入社。20年在籍した後、出版社を設立し、その間、40年以上にわたって、編集者として多くの作家たちに接し、仕事をしてきました。
今期は、瀬戸内寂聴を2回にわたって取り上げます。寂聴さんは、デビュー以来、誤解や苦難の種を自らまきながら歩いてきたような作家です。その苦難の半生、そして仏門に入ってからの人生と創作の特質を語ります。
編集者ならではの視点から、作家たちの素顔と実像を語り、その作品世界を読み解く一助となる講座にしてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月 4日(土) 「瀬戸内晴美が背負った十字架と苦難の人生」
詳細:デビュー作の『花芯』は「子宮小説」と批判され、彼女は文壇から締め出された。そして、4歳年下の恋人のために3歳の娘を捨てたと言われ、作家人生の初めから十字架を背負っていた。奔放な生き方が誤解を生み、瀬戸内晴美としての半生は苦難の連続だった。一方で、ベストセラー小説を次々に出し、才能が開花してゆく。そしてその後の出家。売れっ子作家はなぜ、仏門に入ったのだろうか? その人生を彩った光と影を考察する。
第2回 6月18日(土) 「評価されにくかった三つの顔を持つ作家」
詳細:寂聴さんは、大正期の女流作家たちの評伝を書いて頭角を現した。岡本かの子、伊藤野枝、田村俊子…。その書き方は「入れ子の構造」といわれ、自分の人生に重ね合わせて書く独特の手法であった。その後、『夏の終り』で純文学の作家として評価され、同じ年に発表したエンターテイメント小説『女徳』は彼女を流行作家にした。三つの顔を持つ作家。しかし、多才ゆえに、その文学は必ずしも正当な評価を得られてこなかった。100歳を前に他界した彼女を生かし続けた執念のような「強い思い」とは何なのか? 長年、寂庵に通った講師が見てきた寂聴さんの実像―。
備考
【備考】
◆ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
◆ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
講師陣
名前 | 宮島 正洋 |
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肩書き | 元新潮社編集者、アートデイズ編集長 |
プロフィール | 1974年、慶應義塾大学フランス文学科卒業。大学在学中より遠藤周作編集長の『三田文学』で編集者として活動を始める。卒業と同時に新潮社に入社。雑誌編集部を経て、社長直属のメディア室に移り、「新潮カセットブック」など新しい出版の開発に携わる。1992年、新潮社を退社して出版社アートデイズを設立し、代表取締役・編集長となる。慶應大学出版会顧問を務めた。C・W ニコル著作権代理人。 |