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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-02-02 / 日本史 / 学内講座コード:21B1603400

側近の見た藤原道長【対面講座】 藤原行成『権記』の長保三年(一〇〇一)

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
2月 3日(木)、 2月10日(木)、 2月17日(木)、 2月24日(木)、 3月 3日(木)、 3月10日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
10,500円
定員
50
その他
9500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
藤原道長(ふじわらのみちなが)といえば、王朝時代に摂関政治の最盛期を築いたことで知られる人物ですが、その道長の成功を、彼の側近(そっきん)として生きた人物の眼を通して見てみませんか。
ここで道長の側近として登場してもらうのは、書道家として有名な藤原行成(ゆきなり)(こうぜい)です。彼は、道長政権下に蔵人頭(くろうどのとう)を経へて大納言(だいなごん)にまで出世した上級貴族であって、道長の最も忠実な部下の一人でした。そして、その行成は、『権記(ごんき)』という名称で知られる日記を、現代に残しています。
この講座では、長保(ちょうほ)二年(一〇〇〇)に娘の彰子(あきこ)を一条(いちじょう)天皇の中宮(ちゅうぐう)に据え、いよいよ本格化する道長の栄華を、『権記』から見ていきます。

【講座スケジュール】
第1回 2月 3日(木) 長保 三年(一〇〇一)春 その1
詳細:藤原行成家の四方拝(しほうはい)/道長の正妻の母親の長寿の祝(いわ)い/県召除目(あがためしのじもく)/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ)の存在感/行成の辞表/行成に辞表を返す道長
第2回 2月10日(木) 長保三年春 その2
詳細:東三条院の権勢/旱魃(かんばつ)の気配/行成の寺/従五位下(じゅごいげ)の値段/物部(もののべ)氏の王朝時代/荒れ果てた豊楽院(ぶらくいん)/東三条院詮子の方違(かたたがえ)
第3回 2月17日(木) 長保三年夏
詳細:行成の辞意(じい)/疫病流行(えきびょうりゅうこう)の中の賀茂祭(かものまつり)/夢の記録/道長の辞表/「羽蟻の物忌」/一条天皇第一皇子の真菜始(まなはじめ)
第4回 2月24日(木) 長保三年秋
詳細:道長の私邸の納涼(のうりょう)/参議(さんぎ)に昇任(しょうにん)する行成/道長からの参議昇任祝(いわ)い/東三条院詮子の執事を仰せつかる行成
第5回 3月 3日(木) 長保三年冬 その1
詳細:東三条院詮子の天下/幼い頼通の晴れ舞台/書家の行成の活躍/宮中の庚申(こうしん)の夜/東三条院詮子の石山寺行啓/一条天皇第一皇子の袴着(はかまぎ)
第6回 3月10日(木) 長保三年冬 その2
詳細:内裏焼亡(だいりしょうぼう)/有職故実を問う道長/東三条院詮子の病臥(びょうが)/病床の母親を見舞う一条天皇/息を引き取る東三条院詮子/年末の葬送

備考

【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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