講座詳細情報
申し込み締切日:2022-02-02 / 日本史 / 学内講座コード:21B1603300
藤原道長の栄華の物語【対面講座】 『栄花物語』に見る道長政権の成立
- 開催日
- 2月 3日(木)、 2月10日(木)、 2月17日(木)、 2月24日(木)、 3月 3日(木)、 3月10日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,500円
- 定員
- 50
- その他
- 9500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
歴史物語として知られる『栄花物語』ですが、この作品のタイトルに言う「栄花( 栄華)」とは、もちろん、かの藤原道長の栄華です。平安時代中期、彼は、三人の娘たちを同時に太皇太后・皇太后・中宮に立てて、しかも、息子を摂政にするという、とんでもない偉業を達成して、前代未聞の権力を手にします。そんな道長について、どうやって栄華を手にしたか、どのように栄華を楽しんだか、どれだけの栄華を子孫に伝えたか、そういったことを物語風に描いたのが、『栄花物語』という歴史物語なのです。
そこで、この講座では、全四十巻の『栄花物語』のうち、第一巻から第七巻までを紐解いて、道長政権はどのように誕生したのか、道長はどのように栄華を把んだのか、を見ていきたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 2月 3日(木) 道長以前の藤原摂関家 巻第一~巻第三
詳細:村上(むらかみ)天皇中宮安子(ちゅうぐうやすこ)―摂関家を作った道長の伯母(おば)/関白兼通(かんぱくかねみち)―道長の父親を潰(つぶ)しかけた道長の伯父(おじ)/円融(えんゆう)天皇―道長の父親を嫌い抜いた帝王/摂政兼家(せっしょうかねいえ)―天皇を欺(あざむ)いた道長の父親
第2回 2月10日(木) 雌伏(しふく)する道長 巻第三
詳細:道長の結婚/長女彰子(あきこ)の誕生/道長の二度目の結婚/将来を期待される道長/中関白道隆(なかのかんぱくみちたか)―道長を顎(あご)で使う道長の兄
第3回 2月17日(木) 道長の躍進(やくしん) 巻第四
詳細:中関白道隆の病臥(びょうが)/内大臣伊周(ないだいじんこれちか)の蠢動(しゅんどう)/中関白政権の終焉(しゅうえん)/道長政権の誕生/にわかに騒がしくなる一条天皇の後宮(こうきゅう)/自滅(じめつ)する内大臣伊周/中宮定子(さだこ)の懐妊(かいにん)
第4回 2月24日(木) 中関白家の没落 巻第五
詳細:中関白家の末路/出家(しゅっけ)を遂(と)げる中宮定子/一条天皇第一皇女の誕生/寵愛(ちょうあい)され続ける中宮定子/中宮定子の二度目の懐妊/承香殿(じょうきょうでん)の女御(にょうご)の懐妊/一条天皇第一皇子の誕生
第5回 3月 3日(木) 耀(かがや)く中宮彰子 巻第六
詳細:長女彰子の成人儀礼/彰子入内(じゅだい)/藤壺(ふじつぼ)の女御(にょうご)彰子の威勢/彰子に気を遣(つか)う一条天皇/中関白家の思惑(おもわく)/一条天皇と第一皇子との対面/皇后(こうごう)定子と中宮彰子/皇后定子の三度目の懐妊
第6回 3月10日(木) 皇后定子の遺したもの 巻第七
詳細:一条天皇第二皇女の誕生/世を去る皇后定子/悲しみに暮れる一条天皇/皇后定子の遺詠/葬送の日の御製/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ)の思惑(おもわく)/病臥する道長/東三条院詮子の権勢(けんせい)
歴史物語として知られる『栄花物語』ですが、この作品のタイトルに言う「栄花( 栄華)」とは、もちろん、かの藤原道長の栄華です。平安時代中期、彼は、三人の娘たちを同時に太皇太后・皇太后・中宮に立てて、しかも、息子を摂政にするという、とんでもない偉業を達成して、前代未聞の権力を手にします。そんな道長について、どうやって栄華を手にしたか、どのように栄華を楽しんだか、どれだけの栄華を子孫に伝えたか、そういったことを物語風に描いたのが、『栄花物語』という歴史物語なのです。
そこで、この講座では、全四十巻の『栄花物語』のうち、第一巻から第七巻までを紐解いて、道長政権はどのように誕生したのか、道長はどのように栄華を把んだのか、を見ていきたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 2月 3日(木) 道長以前の藤原摂関家 巻第一~巻第三
詳細:村上(むらかみ)天皇中宮安子(ちゅうぐうやすこ)―摂関家を作った道長の伯母(おば)/関白兼通(かんぱくかねみち)―道長の父親を潰(つぶ)しかけた道長の伯父(おじ)/円融(えんゆう)天皇―道長の父親を嫌い抜いた帝王/摂政兼家(せっしょうかねいえ)―天皇を欺(あざむ)いた道長の父親
第2回 2月10日(木) 雌伏(しふく)する道長 巻第三
詳細:道長の結婚/長女彰子(あきこ)の誕生/道長の二度目の結婚/将来を期待される道長/中関白道隆(なかのかんぱくみちたか)―道長を顎(あご)で使う道長の兄
第3回 2月17日(木) 道長の躍進(やくしん) 巻第四
詳細:中関白道隆の病臥(びょうが)/内大臣伊周(ないだいじんこれちか)の蠢動(しゅんどう)/中関白政権の終焉(しゅうえん)/道長政権の誕生/にわかに騒がしくなる一条天皇の後宮(こうきゅう)/自滅(じめつ)する内大臣伊周/中宮定子(さだこ)の懐妊(かいにん)
第4回 2月24日(木) 中関白家の没落 巻第五
詳細:中関白家の末路/出家(しゅっけ)を遂(と)げる中宮定子/一条天皇第一皇女の誕生/寵愛(ちょうあい)され続ける中宮定子/中宮定子の二度目の懐妊/承香殿(じょうきょうでん)の女御(にょうご)の懐妊/一条天皇第一皇子の誕生
第5回 3月 3日(木) 耀(かがや)く中宮彰子 巻第六
詳細:長女彰子の成人儀礼/彰子入内(じゅだい)/藤壺(ふじつぼ)の女御(にょうご)彰子の威勢/彰子に気を遣(つか)う一条天皇/中関白家の思惑(おもわく)/一条天皇と第一皇子との対面/皇后(こうごう)定子と中宮彰子/皇后定子の三度目の懐妊
第6回 3月10日(木) 皇后定子の遺したもの 巻第七
詳細:一条天皇第二皇女の誕生/世を去る皇后定子/悲しみに暮れる一条天皇/皇后定子の遺詠/葬送の日の御製/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ)の思惑(おもわく)/病臥する道長/東三条院詮子の権勢(けんせい)
備考
【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |