講座詳細情報
申し込み締切日:2020-12-10 / 日本史 / 学内講座コード:20B1601000
考古学が描きだすヤマタイ国時代の列島の姿 IV【オンデマンド配信】 -最新発掘情報による古代史像再考-
- 開催日
- 12月15日(火)、12月22日(火)、 1月12日(火)、 1月19日(火)、 1月26日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 12:00配信開始
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- -
- その他
- 7200円(神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
日本列島の弥生時代の後期(紀元2~3世紀頃)の様子を記した『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼の存在、「倭国大乱」の記載、中国王朝との交渉や隣国・狗奴国との対立の様子などが記されている。続く4世紀には奈良盆地を中心に巨大な前方後円墳の築造が開始され、ほどなく列島各地に波及する。この間の歴史の動きは、国家形成という重要な事柄にかかわるもので、いわゆるヤマタイ国論争・ヤマト政権成立にかかる議論は多くのひとの関心を惹きつけている。しかし文字史料としての限界もあり、なかなか難しい問題である。近年、全国で大規模な遺跡調査が進展し、その成果は膨大なものがある。遺跡発掘調査の成果は、新聞やテレビを賑やかす様な「発見」にとどまらず、たくわえられた膨大な発掘資料から解明されつつあることも数多い。昨年に引き続き、本講座では新進気鋭の研究者により、最新の研究成果や分析法によって新たな列島史を平易に述べるが、中止になった講座のイントロダクションとして、オンラインで講義を編集し、ヤマタイ国時代の列島各地の様子について、最新の情報を提供したい。より平易な「入門編」としてオンラインでお届けしたい。
【講座スケジュール】
第1回12月15日(火) 山辺・磯城古墳群の出現と古墳時代の幕開け【今尾文昭】
詳細:3世紀のなかば、奈良盆地東南部に大古墳群が出現した。大古墳群とはなにか。首長墓における巨大性・階層性・集中性・継続性の累積のはじまりこそ、古墳時代の幕開けということだ。古墳群の概要とともに、その出現の意義を解説する。
第2回12月22日(火) 2・3世紀の東海部族【赤塚次郎】
詳細:邪馬台国時代の日本列島、伊勢湾沿岸部の部族社会を覗いてみよう。伊勢雲出川で誕生した一つの器が西暦200年前後、突如「旅」を始める。木曽三川のデルタ地帯で生み出された「前方後方形」のお墓が広まり、一つの「仕来り」ができあがる。環境変動に耐え大河川の氾濫を克服する知恵を得た部族社会に、一人の英雄が誕生する。伊勢湾3世紀古墳物語。
第3回 1月12日(火) 1~3世紀の北部九州の繁栄と韓半島との長距離交易【久住猛雄】
詳細:1~3世紀の北部九州は、旧説では「衰退」した時期ともみられてきたが、発掘調査の蓄積によりむしろ逆に繁栄をきわめたことが判明している。その基礎は、韓半島との長距離交易とその列島への差配にあった。これを明らかにしたい。
第4回 1月19日(火) ようこそ「十王台式」の世界へ【鈴木素行】
詳細:弥生時代の終わりから古墳時代の始まりの頃、茨城県北部には「十王台式」と呼ぶ個性的な土器群が展開していた。この個性豊かな十王台式の生活(食べ物などの生活習慣や生活様式など)にアプローチし、ヤマタイ国時代の関東地方のユニークな世界へ誘いたい。
第5回 1月26日(火) 南関東・東海・東北の古墳時代の始まり【西川 修一】
詳細:日本列島における弥生時代の終末期,遠隔地交流が活発化し、多様なネットワークが集団を結びつける。この各地の結びつきこそ、古墳発生の背後に隠された謎を解くカギであろう。このような各地の交流を土器や金属製品の移動等からたどり、古墳時代の始まりにアプローチする。弥生~古墳時代のモノ・ヒトの交流の考古学の概説。
日本列島の弥生時代の後期(紀元2~3世紀頃)の様子を記した『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼の存在、「倭国大乱」の記載、中国王朝との交渉や隣国・狗奴国との対立の様子などが記されている。続く4世紀には奈良盆地を中心に巨大な前方後円墳の築造が開始され、ほどなく列島各地に波及する。この間の歴史の動きは、国家形成という重要な事柄にかかわるもので、いわゆるヤマタイ国論争・ヤマト政権成立にかかる議論は多くのひとの関心を惹きつけている。しかし文字史料としての限界もあり、なかなか難しい問題である。近年、全国で大規模な遺跡調査が進展し、その成果は膨大なものがある。遺跡発掘調査の成果は、新聞やテレビを賑やかす様な「発見」にとどまらず、たくわえられた膨大な発掘資料から解明されつつあることも数多い。昨年に引き続き、本講座では新進気鋭の研究者により、最新の研究成果や分析法によって新たな列島史を平易に述べるが、中止になった講座のイントロダクションとして、オンラインで講義を編集し、ヤマタイ国時代の列島各地の様子について、最新の情報を提供したい。より平易な「入門編」としてオンラインでお届けしたい。
【講座スケジュール】
第1回12月15日(火) 山辺・磯城古墳群の出現と古墳時代の幕開け【今尾文昭】
詳細:3世紀のなかば、奈良盆地東南部に大古墳群が出現した。大古墳群とはなにか。首長墓における巨大性・階層性・集中性・継続性の累積のはじまりこそ、古墳時代の幕開けということだ。古墳群の概要とともに、その出現の意義を解説する。
第2回12月22日(火) 2・3世紀の東海部族【赤塚次郎】
詳細:邪馬台国時代の日本列島、伊勢湾沿岸部の部族社会を覗いてみよう。伊勢雲出川で誕生した一つの器が西暦200年前後、突如「旅」を始める。木曽三川のデルタ地帯で生み出された「前方後方形」のお墓が広まり、一つの「仕来り」ができあがる。環境変動に耐え大河川の氾濫を克服する知恵を得た部族社会に、一人の英雄が誕生する。伊勢湾3世紀古墳物語。
第3回 1月12日(火) 1~3世紀の北部九州の繁栄と韓半島との長距離交易【久住猛雄】
詳細:1~3世紀の北部九州は、旧説では「衰退」した時期ともみられてきたが、発掘調査の蓄積によりむしろ逆に繁栄をきわめたことが判明している。その基礎は、韓半島との長距離交易とその列島への差配にあった。これを明らかにしたい。
第4回 1月19日(火) ようこそ「十王台式」の世界へ【鈴木素行】
詳細:弥生時代の終わりから古墳時代の始まりの頃、茨城県北部には「十王台式」と呼ぶ個性的な土器群が展開していた。この個性豊かな十王台式の生活(食べ物などの生活習慣や生活様式など)にアプローチし、ヤマタイ国時代の関東地方のユニークな世界へ誘いたい。
第5回 1月26日(火) 南関東・東海・東北の古墳時代の始まり【西川 修一】
詳細:日本列島における弥生時代の終末期,遠隔地交流が活発化し、多様なネットワークが集団を結びつける。この各地の結びつきこそ、古墳発生の背後に隠された謎を解くカギであろう。このような各地の交流を土器や金属製品の移動等からたどり、古墳時代の始まりにアプローチする。弥生~古墳時代のモノ・ヒトの交流の考古学の概説。
備考
【備考】
オンデマンド配信では事前に収録した講義を視聴出来ます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴出来ます。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴出来なくなります。
ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
(3)受講するをクリックすると、「Zoom(ライブ配信)」または「動画の再生」が始まります
(資料のダウンロードも出来ます。印刷等、ご自身のご都合に合わせてご利用ください。)
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
オンデマンド配信では事前に収録した講義を視聴出来ます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴出来ます。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴出来なくなります。
ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
(3)受講するをクリックすると、「Zoom(ライブ配信)」または「動画の再生」が始まります
(資料のダウンロードも出来ます。印刷等、ご自身のご都合に合わせてご利用ください。)
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 久住 猛雄 |
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肩書き | 福岡市経済観光文化局文化財活用部 |
プロフィール | - |
名前 | 今尾 文昭 |
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肩書き | 関西大学非常勤講師、NPO 法人東海学センター理事長 |
プロフィール | - |
名前 | 赤塚 次郎 |
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肩書き | NPO 法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク理事長 |
プロフィール | - |
名前 | 鈴木 素行 |
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肩書き | 常陸大宮市教育委員会 |
プロフィール | - |
名前 | 西川 修一 |
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肩書き | 日本考古学協会員 |
プロフィール | - |