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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-11-08 / 政治:心理 / 学内講座コード:18B1610901

ポピュリズムとヨーロッパ

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月 9日(金)、11月16日(金)、11月30日(金)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
5,000円
定員
50
その他
4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
本講座は、近年ヨーロッパで台頭著しいポピュリズムについて、リベラルデモクラシーを具現するEU との関係、中東欧、南欧での動向に焦点を当てながら考察する。欧州各国のポピュリズムに共通する特徴の一つは、EU(欧州連合)を敵視することにある。欧州ポピュリズム台頭の要因となっているのが欧州統合の仕組みとEU の立憲民主主義にある。中東欧は、冷戦後はリベラル志向が強く反ロシアの姿勢をとってきたが、近年はロシアのプーチンに接近する事態が起きている。中東欧のポピュリズムの特徴、西欧との差異についても論じる。次いで、南欧、ギリシャ、イタリアの場合を取り上げる。独仏に次ぐ主要国のイタリアは政治の動向が流動的で、2018 年3 月の総選挙ではポピュリスト政党5つ星運動が第一党に躍進し、第二党で右翼の同盟との連立政権発足に発展。既成政党は後退し新たな政治の流れが起きた。

【講座スケジュール】
第1回11月 9日(金) 欧州ポピュリズムとリベラル欧州のゆくえ【庄司 克宏】
詳細:EU敵視が共通項の欧州ポピュリズムの原因は統合の仕組みとEU立憲主義にある。これをめぐって考察する。
第2回11月16日(金) 中東欧のポピュリズムとロシア・プーチンの関係【羽場久美子】
詳細:中東欧のポピュリズムの特徴、西欧との差異、欧州の右翼に影響力を拡大するロシア・プーチンの意図は何か
第3回11月30日(金) イタリアとギリシャのポピュリズムを考察する【石井 伸一】
詳細:イタリアの総選挙でポピュリスト政党、5つ星運動が第一党に進出、第二党で右翼の同盟との連立政権が発足、EU 内での対応が注目される。また、ギリシャでは極左政党syriza 政権が債務危機の最中に誕生、一時、融資返済不能のデフォルト騒ぎに発展した。

講師陣

名前 庄司 克宏
肩書き 慶應義塾大学大学院法務研究科教授(ジャン・モネ・チェア)
プロフィール 1980 年慶應義塾大学法学部卒業後、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。二松学舎大学助教授、横浜国立大学教授等を経て、現在、慶應義塾大学法務研究科教授およびジャン・モネEU 研究センター所長。専門は、EU の制度と政策である。主な著書として、『欧州ポピュリズム―EU 分断は避けられるか』(ちくま新書)、『欧州連合 統治の論理とゆくえ』(岩波新書)など多数。前・日EU 関係有識者委員会委員。
名前 羽場 久美子
肩書き 青山学院大学国際政治経済学部教授
プロフィール 国際関係学博士、津田塾大学大学院博士課程修了。ハーバード大学、ロンドン大学、パリ大学客員研究員。専門は国際政治学、欧州の分断と統合、ナショナリズムとデモクラシー。世界国際関係学会(ISA)副会長、国際フォーラム参与、東アジア共同体評議会副議長。著書に『ヨーロッパの分断と統合』(中央公論新社)、『グローバル時代のアジア地域統合』(岩波書店)、『EU を知る63 章』、『アジアの地域統合を考えるー戦争をさけるために』(2 冊明石書店)ほか多数。
名前 石井 伸一
肩書き ヨーロッパ問題研究者
プロフィール 1959 年早稲田大学商学部卒業。同年NHK 入局、ヨーロッパ総局(パリ)特派員(ドゴール外交中心に報道、ギリシャ政変なども随時取材報道)、ローマ支局長(ヴァティカンも担当)、1995 年神奈川大学特任教授、欧州経済、EU 論担当。2005 年退職、ヨーロッパ問題研究、主要著書に『現代欧州統合論』(白桃書房)、『新EU 論』(新評論)、他、訳書に『現代フランス 移民から見た世界』(明石書店)などがある。
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