講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-27 / 世界史 / 学内講座コード:17B1611801
ベンジャミン・フランクリンの世界
- 開催日
- 11月10日(金)、11月17日(金)、11月24日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 30
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
アメリカ合衆国の1 ドル紙幣に肖像画が描かれているフランクリンはアメリカの偉人であり、英雄であるので、本国では彼についての研究は非常に盛んであり、毎年のように彼についての伝記が出版されている。しかし、日本ではフランクリンの実像は意外なほど知られていない。これはおそらくマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の影響によって、「資本主義の精神」の権化としてのフランクリン像が日本に定着してしまったからであろう。この講座では、合衆国における最近の研究成果を踏まえながら、そのような一面的な捉え方を排除して、ベンジャミン・フランクリンの多面的で陰影をふくむ魅力的な世界を垣間見たい。
【講座スケジュール】
第1回11月10日(金) フランクリンの生涯と時代背景:概観
第2回11月17日(金) フランクリンにおける宗教と道徳
第3回11月24日(金) 啓蒙主義者の国際的公共圏の中のフランクリン
アメリカ合衆国の1 ドル紙幣に肖像画が描かれているフランクリンはアメリカの偉人であり、英雄であるので、本国では彼についての研究は非常に盛んであり、毎年のように彼についての伝記が出版されている。しかし、日本ではフランクリンの実像は意外なほど知られていない。これはおそらくマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の影響によって、「資本主義の精神」の権化としてのフランクリン像が日本に定着してしまったからであろう。この講座では、合衆国における最近の研究成果を踏まえながら、そのような一面的な捉え方を排除して、ベンジャミン・フランクリンの多面的で陰影をふくむ魅力的な世界を垣間見たい。
【講座スケジュール】
第1回11月10日(金) フランクリンの生涯と時代背景:概観
第2回11月17日(金) フランクリンにおける宗教と道徳
第3回11月24日(金) 啓蒙主義者の国際的公共圏の中のフランクリン
講師陣
名前 | 山本 通 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1946 年宮崎生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位修得、満期退学。博士(社会学)(一橋大学)。1976 年神奈川大学専任講師。同大学助教授、教授(~2017.3)。主要著書に『禁欲と改善:近代資本主義形成の精神的支柱』(晃洋書房)、『近代英国実業家たちの世界:資本主義とクエイカー派』(同文館)、『エレメンタル欧米経済史』(共著、晃洋書房)、ノーマン・コーン『魔女狩りの社会史:ヨーロッパの内なる悪霊』(岩波書店)、バリー・トリンダー『産業革命のアルケオロジー:イギリス一製鉄企業の歴史』(新評論)、ロバート・フィッツジェラルド『イギリス企業福祉論:イギリスの労務管理と企業内福利給付,1846~1939』(白桃書房)など。 |