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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-28 / 世界史 / 学内講座コード:17B1611301

科学と戦争と人々――満州731部隊の歴史と素顔

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
9月29日(金)、10月13日(金)、10月27日(金)、11月10日(金)、11月24日(金)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
神奈川大学STS センターは1990 年代後半、満州第731 部隊(石井機関)に関わった20 数人の証言をビデオに記録しました。その一部で短編ビデオ『語り部七三一部隊 少年隊員の見た細菌戦部隊』(36 分、1997 年)を製作しましたが、証言の大部分はこれまで公開する機会がありませんでした。しかしこれらは部隊の内実を知る上で有効と考え、証言ビデオを見ていただく企画を立案しました。
講座は各証言の背景を説明した上で、テーマごとに編集した証言を見ていただき、その後で証言の裏付けとなる文書を紹介し、その意味を解説するという形での進行を予定しています。証言に接することで、731 部隊の問題を過去の否定すべき忌まわしい歴史として批判するだけではなく、自分がその場に置かれたらどうするだろう、何ができるだろうと考えるきっかけとなれば幸いです。

【講座スケジュール】
第1回 9月29日(金) 私はなぜ証言するのか(敗戦から半世紀)
第2回10月13日(金) 私が見た人体実験(それが仕事だった)
第3回10月27日(金) 私が参加した屋外での実戦人体試験(自分も毒ガスを浴びた)
第4回11月10日(金) 私が参加した細菌戦(暗闇の中であるいは風のない明け方に)
第5回11月24日(金) 私が見た石井四郎(偉人、異人、夷人)

講師陣

名前 常石 敬一
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 1943 年東京生まれ。1966 年、東京都立大学理学部物理学科卒業。専門は科学史。自著の『消えた細菌戦部隊』(海鳴社、1981 年)から『医学者たちの組織犯罪』(朝日新聞社、1994 年)のころまでは満州731 部隊の問題を通じて、科学(者)と戦争の問題を考えていた。『化学兵器犯罪』(講談社、2003 年)の前後は化学兵器の問題を軸に軍事科学の問題に取り組んだ。21 世紀に入り、STS(科学・技術・社会)のケーススタディとして『原発とプルトニウム』(PHP 新書、2010 年)、『結核と日本人』(岩波書店、2011 年)そして『日本の原子力時代』(岩波書店、2015 年)などで科学技術と人間との関係を考えてきた。2015 年、防衛省が大学などの科学技術研究への補助金を創設したことに触発され、731 部隊の問題に立ち戻り、21 世紀における科学技術と社会のあり方を模索している。
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