講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-12 / 政治:心理 / 学内講座コード:17B1610901
人と文化から見た現代中国・台湾・香港
- 開催日
- 10月26日(木)、11月 9日(木)、11月30日(木)、12月 7日(木)、12月21日(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
政治・軍事など硬い情報が先行しがちな中国ですが、現在活躍する人物や文化などの面から中国を見つめていくことも必要ではないでしょうか?ビジネスマン、映像など幅広い分野に関して研究・著述活動を行う講師陣が、それぞれの持ち場から中国や香港・台湾を語っていきます。映像・写真を多用し、質問&討議の時間も多めに設けます。中国に関する前提知識や中国語能力は不問です。中国に詳しい方、中国に行ったことはないが中国に関心のある方、いずれも参加できるような内容にしていきます。
【講座スケジュール】
第1回10月26日(木) 中国経済の活力とはなにか【高口 康太】
詳細:今、中国経済は大きな転機を迎えています。習近平総書記は経済の「新常態」(ニューノーマル)を提唱。現在の中国経済の変化は異常事態ではなく、新たな局面に変化したのだと宣言しました。さまざまな課題を抱えつつも、新しいビジネスや価値を創出している中国経済の最前線を学びます。
第2回11月 9日(木) 中国インディペンデント・ドキュメンタリー最前線【秋山 珠子】
詳細:1990 年代初めに誕生した中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画。検閲を通さない、生々しく瑞々しい映像表現は、中国のいまを大胆に切り取り、芸術表現の新たな可能性を切り拓くものとして世界的な注目を集めています。その、栄光と困難に満ちた最前線をご紹介します。
第3回11月30日(木) 台湾人アイデンティティの変遷【張 文菁】
詳細:2014 年の台湾で起きた「ひまわり運動」は、日本でもよく知られるほどの一大ニュースでした。中国との貿易協定をめぐって、当時与党だった国民党の強行採決に抗議する学生による立法院(日本の国会に相等する)の占拠が、やがて市民を巻き込んで社会運動となったのです。この運動で際立ったのは、「台湾人意識」の抬頭です。今回はこの「台湾人意識」の変遷について話してみたいと思います。
第4回12月 7日(木) “ 村”から見えてくる今の中国社会【麻生 晴一郎】
詳細:今から約30 年前、北京近郊の農村で現代アーティストが集団生活を送る画家村が誕生しました。以来、中国では経済発展とともに仏教、ロック、映画などさまざまな文化・産業領域の?村?が誕生し、今日の文化・社会にも影響を及ぼしました。こうした?村?は実際どんな所か? また、現在、こうした?村?の様相は大きく変わり、そのことは中国社会の現状の一端を示していると言えます。数人の人物の生き方を交えつつ?村?から見えてくる今の中国社会について語ります。
第5回12月21日(木) 香港映画の変遷から見た中国と香港【村井 寛志】
詳細:今年は香港が中国に返還されて20 年目に当たります。香港といえば中華圏におけるエンターテインメント映画の一大発信地としても知られていますが、香港エンターテインメント映画、とりわけその王道ともいえるカンフー映画の変遷を手がかりに、そこに描かれた「中国」と「香港」の関係の変遷を追いかけてみたいと思います。
政治・軍事など硬い情報が先行しがちな中国ですが、現在活躍する人物や文化などの面から中国を見つめていくことも必要ではないでしょうか?ビジネスマン、映像など幅広い分野に関して研究・著述活動を行う講師陣が、それぞれの持ち場から中国や香港・台湾を語っていきます。映像・写真を多用し、質問&討議の時間も多めに設けます。中国に関する前提知識や中国語能力は不問です。中国に詳しい方、中国に行ったことはないが中国に関心のある方、いずれも参加できるような内容にしていきます。
【講座スケジュール】
第1回10月26日(木) 中国経済の活力とはなにか【高口 康太】
詳細:今、中国経済は大きな転機を迎えています。習近平総書記は経済の「新常態」(ニューノーマル)を提唱。現在の中国経済の変化は異常事態ではなく、新たな局面に変化したのだと宣言しました。さまざまな課題を抱えつつも、新しいビジネスや価値を創出している中国経済の最前線を学びます。
第2回11月 9日(木) 中国インディペンデント・ドキュメンタリー最前線【秋山 珠子】
詳細:1990 年代初めに誕生した中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画。検閲を通さない、生々しく瑞々しい映像表現は、中国のいまを大胆に切り取り、芸術表現の新たな可能性を切り拓くものとして世界的な注目を集めています。その、栄光と困難に満ちた最前線をご紹介します。
第3回11月30日(木) 台湾人アイデンティティの変遷【張 文菁】
詳細:2014 年の台湾で起きた「ひまわり運動」は、日本でもよく知られるほどの一大ニュースでした。中国との貿易協定をめぐって、当時与党だった国民党の強行採決に抗議する学生による立法院(日本の国会に相等する)の占拠が、やがて市民を巻き込んで社会運動となったのです。この運動で際立ったのは、「台湾人意識」の抬頭です。今回はこの「台湾人意識」の変遷について話してみたいと思います。
第4回12月 7日(木) “ 村”から見えてくる今の中国社会【麻生 晴一郎】
詳細:今から約30 年前、北京近郊の農村で現代アーティストが集団生活を送る画家村が誕生しました。以来、中国では経済発展とともに仏教、ロック、映画などさまざまな文化・産業領域の?村?が誕生し、今日の文化・社会にも影響を及ぼしました。こうした?村?は実際どんな所か? また、現在、こうした?村?の様相は大きく変わり、そのことは中国社会の現状の一端を示していると言えます。数人の人物の生き方を交えつつ?村?から見えてくる今の中国社会について語ります。
第5回12月21日(木) 香港映画の変遷から見た中国と香港【村井 寛志】
詳細:今年は香港が中国に返還されて20 年目に当たります。香港といえば中華圏におけるエンターテインメント映画の一大発信地としても知られていますが、香港エンターテインメント映画、とりわけその王道ともいえるカンフー映画の変遷を手がかりに、そこに描かれた「中国」と「香港」の関係の変遷を追いかけてみたいと思います。
講師陣
名前 | 高口 康太 |
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肩書き | ジャーナリスト、翻訳家 |
プロフィール | 1976 年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。著書に改革開放以来の中国経済史を描いた『現代中国経営者列伝』(星海社)、ニューメディアを駆使したプロパガンダ政策を分析した『なぜ、習近平は激怒したのか ― 人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社)。「ニューズウィーク日本」電子版でコラムを連載。 |
名前 | 秋山 珠子 |
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肩書き | 立教大学教育講師 |
プロフィール | 字幕翻訳家、中国文化研究者。東京大学助手を経て、立教大学教育講師。思想・映画・美術がクロスオーバーする領域の研究を手掛けつつ、1990 年代初めより中国のアートシーンを担う映画監督、芸術家、キュレーターらと親交を結び、翻訳・通訳を通して、彼らの活動を積極的に支援する。主な字幕翻訳作品に、王兵『鉄西区』(2003)、杜海浜『青年★趙』(2015)など。 |
名前 | 張 文菁 |
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肩書き | 早稲田大学専任講師 |
プロフィール | 1970 年生まれ。早稲田大学文学研究科博士課程単位取得満期退学、2015 年から早稲田大学勤務。専門は台湾通俗文学。近著に「日本植民地経験と台湾人アイデンティティの揺らぎ ― 戦後初期出版状況と雑誌『新新』」『植民地文化研究』(不二出版、2017 年7 月)。 |
名前 | 麻生 晴一郎 |
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肩書き | ルポライター・AsiaCommons主宰 |
プロフィール | 1966 年生まれ。中国の草の根の動きを日本・香港・台湾メディアで伝えるほか、NPO「AsiaCommons」を運営し、中国などの市民活動家と交流。主な著書に『北京芸術村:抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル:新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)、『中国人は日本人を本当はどう見ているのか』(宝島社新書)、『変わる中国「草の根」の現場を訪ねて』(潮出版社)。 |
名前 | 村井 寛志 |
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肩書き | 神奈川大学教授 |
プロフィール | 1971 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学、2005 年から神奈川大学勤務。専門は中国・香港近現代史。近著に「カタストロフィーを越えて立つ武術家の表象―天安門事件後の徐克と映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ―」(『破壊のあとの都市空間』青弓社)、「返還後の「香港人」アイデンティティの展開―大陸との関係で揺れ動く住民感情―」(『香港を知るための60 章』明石書店)。 |