講座詳細情報
申し込み締切日:2016-05-10 / 経済:政治 / 学内講座コード:16A1610401
どうなってるの? 中国 経済大国?軍事大国?汚職大国?災害大国?そしてその先は……
- 開催日
- 5月24日(火)、 5月31日(火)、 6月 7日(火)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
中国は変った、中国は分からなくなった、という声を最近よく聞きます。毛沢東、周恩来、鄧小平といった懐かしい名前とむすびついた中国のイメージは今やすっかり様変りしました。
中国のGDPが日本を抜いて世界第2位の経済大国になったのは2010年のことでした。昨年はその経済が傾き始めて世界にショックを与えましたが、それでも「爆買い」という言葉が生まれたように、豊かになった中国人の購買欲は一向に衰えを見せません。経済大国の実態はどうなのでしょうか。
毎年、増強を続けてきた軍事力は今や、核兵器はもとより空母、長距離ミサイルを擁して周辺に睨みをきかせるだけでなく、領有権が定かでない南シナ海で岩礁を埋め立てて人工島を作るなど、アジアの力関係を大きく変えようとしています。
その一方、国内では上から下まで汚職が蔓延し、党、政、軍、経済界の大物がつぎつぎと失脚しています。かと思えば、天津の大爆発、揚子江での大型客船の沈没、深?での大規模地滑りなど、人災とも見える大型災害が続発しています。PM2.5に見られるように環境の汚染も進んでいます。社会の仕組に問題はないのでしょうか。
中国という国は一体どうなっているのでしょうか。現政権は中国の長い歴史の中で、どういう位置にあり、どこへ向かおうとしているのか、現実を見すえつつ、同時に少し高い視点からあの国の今を考えてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月24日(火)
詳細:今の中国はその5000年の歴史の中でどう位置づけられるのか。あの大陸で生まれては消えていった過去の幾多の王朝とどこが共通し、どこが違うのか。そしてまた現在の世界で中国と他国とはどこが違うのか、を整理して、中国の今を検証する。
第2回 5月31日(火)
詳細:経済大国の中の格差と貧困、汚職追及と権力闘争、激化する少数民族の抵抗、恐るべき環境汚染など、中国が今、直面している現実を見る。そこからどんな中国像が浮かび上がるかがテーマである。
第3回 6月 7日(火)
詳細:習近平は「2つの100年」というスローガンを掲げ、中国共産党100年の2021年に小康社会を実現し、人民共和国100年の2049年に現代化大国を実現することを目指している。はたしてそれは可能か、各種の予測を交えながら、中国はどうなるかを考えてみたい。
中国は変った、中国は分からなくなった、という声を最近よく聞きます。毛沢東、周恩来、鄧小平といった懐かしい名前とむすびついた中国のイメージは今やすっかり様変りしました。
中国のGDPが日本を抜いて世界第2位の経済大国になったのは2010年のことでした。昨年はその経済が傾き始めて世界にショックを与えましたが、それでも「爆買い」という言葉が生まれたように、豊かになった中国人の購買欲は一向に衰えを見せません。経済大国の実態はどうなのでしょうか。
毎年、増強を続けてきた軍事力は今や、核兵器はもとより空母、長距離ミサイルを擁して周辺に睨みをきかせるだけでなく、領有権が定かでない南シナ海で岩礁を埋め立てて人工島を作るなど、アジアの力関係を大きく変えようとしています。
その一方、国内では上から下まで汚職が蔓延し、党、政、軍、経済界の大物がつぎつぎと失脚しています。かと思えば、天津の大爆発、揚子江での大型客船の沈没、深?での大規模地滑りなど、人災とも見える大型災害が続発しています。PM2.5に見られるように環境の汚染も進んでいます。社会の仕組に問題はないのでしょうか。
中国という国は一体どうなっているのでしょうか。現政権は中国の長い歴史の中で、どういう位置にあり、どこへ向かおうとしているのか、現実を見すえつつ、同時に少し高い視点からあの国の今を考えてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月24日(火)
詳細:今の中国はその5000年の歴史の中でどう位置づけられるのか。あの大陸で生まれては消えていった過去の幾多の王朝とどこが共通し、どこが違うのか。そしてまた現在の世界で中国と他国とはどこが違うのか、を整理して、中国の今を検証する。
第2回 5月31日(火)
詳細:経済大国の中の格差と貧困、汚職追及と権力闘争、激化する少数民族の抵抗、恐るべき環境汚染など、中国が今、直面している現実を見る。そこからどんな中国像が浮かび上がるかがテーマである。
第3回 6月 7日(火)
詳細:習近平は「2つの100年」というスローガンを掲げ、中国共産党100年の2021年に小康社会を実現し、人民共和国100年の2049年に現代化大国を実現することを目指している。はたしてそれは可能か、各種の予測を交えながら、中国はどうなるかを考えてみたい。
講師陣
名前 | 田畑 光永 |
---|---|
肩書き | 元神奈川大学教授 、ジャーナリスト |
プロフィール | 1960年東京外国語大学中国語科卒業、同年TBSに入社。中国北京・香港支局長、TBSテレビキャスターなど歴任。1996年から2006年まで神奈川大学教授。専門は現代中国論、マスコミ論。主要著書に『勝った中国・負けた日本―記事が映す断絶八年の転変―(一九四五年~一九五二年)』(御茶の水書房)、『中国を知る』『?小平の遺産』(以上、岩波書店)、『中国のしくみ』(ナツメ社)など。 |