講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-12 / 日本史:心理 / 学内講座コード:15B1600100
連続講演会 戦後70 年と日本社会――歴史と未来の交点
- 開催日
- 9月26日(土)、11月 7日(土)、11月28日(土)、 1月30日(土)、 3月 5日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 60
- その他
- 9000(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
いまの日本社会のなかで、「戦後」という言葉に、どれほど共有できる歴史の記憶があるだろうか。戦後70 年――それは日本の戦争の記憶と、アジアへの加害の歴史と、沖縄を含むアメリカとの戦後史を包摂する大きな課題である。さらに、「3.11」から4 年、いつしかその文明史的転換点とまでいわれた未曽有の大災害と人類史上最悪とまで危惧された原発事故も、復興も不十分なまま社会の前景から少しずつ遠のきつつある。安保法制や憲法改正の論議が繰り広げられる中、グローバル世界とどう向き合っていくのか、大きな歴史の岐路に立つ日本社会を考え、対話する機会としたい。
■連続講演会は、毎学期、共通するテーマのもと、各界の一線で活躍する講師を招いて開催しています。
【講座スケジュール】
第1回 9月26日(土) 秘密保護法と萎縮する社会【中島 岳志】
第2回11月 7日(土) フクシマのあとさき──原発社会からの脱却【鎌田 慧】
第3回11月28日(土) 戦後70 年とアジア・太平洋戦争観【森 武麿】
第4回 1月30日(土) 戦後70 年と科学技術政策、そして原発政策【藤垣 裕子】
第5回 3月 5日(土) 東アジアの冷戦体制と戦争記憶の民主化【米谷 匡史】
いまの日本社会のなかで、「戦後」という言葉に、どれほど共有できる歴史の記憶があるだろうか。戦後70 年――それは日本の戦争の記憶と、アジアへの加害の歴史と、沖縄を含むアメリカとの戦後史を包摂する大きな課題である。さらに、「3.11」から4 年、いつしかその文明史的転換点とまでいわれた未曽有の大災害と人類史上最悪とまで危惧された原発事故も、復興も不十分なまま社会の前景から少しずつ遠のきつつある。安保法制や憲法改正の論議が繰り広げられる中、グローバル世界とどう向き合っていくのか、大きな歴史の岐路に立つ日本社会を考え、対話する機会としたい。
■連続講演会は、毎学期、共通するテーマのもと、各界の一線で活躍する講師を招いて開催しています。
【講座スケジュール】
第1回 9月26日(土) 秘密保護法と萎縮する社会【中島 岳志】
第2回11月 7日(土) フクシマのあとさき──原発社会からの脱却【鎌田 慧】
第3回11月28日(土) 戦後70 年とアジア・太平洋戦争観【森 武麿】
第4回 1月30日(土) 戦後70 年と科学技術政策、そして原発政策【藤垣 裕子】
第5回 3月 5日(土) 東アジアの冷戦体制と戦争記憶の民主化【米谷 匡史】
備考
【備考】
この講座は5回コースですが1回ずつのお申し込みが可能です。
ご希望の日程を選び、以下よりお申し込みください。
1回の受講料は2,000円となります。
※9月26日(土) 秘密保護法と萎縮する社会
※11月7日(土) フクシマのあとさき――原発社会からの脱却
※11月28日(土) 戦後70年とアジア・太平洋戦争観
※1月30日(土) 戦後70年と科学技術政策、そして原発政策
※3月5日(土) 東アジアの冷戦体制と戦争記憶の民主化
この講座は5回コースですが1回ずつのお申し込みが可能です。
ご希望の日程を選び、以下よりお申し込みください。
1回の受講料は2,000円となります。
※9月26日(土) 秘密保護法と萎縮する社会
※11月7日(土) フクシマのあとさき――原発社会からの脱却
※11月28日(土) 戦後70年とアジア・太平洋戦争観
※1月30日(土) 戦後70年と科学技術政策、そして原発政策
※3月5日(土) 東アジアの冷戦体制と戦争記憶の民主化
講師陣
名前 | 中島 岳志 |
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肩書き | 北海道大学大学院准教授 |
プロフィール | 1975 年大阪府生まれ。大阪外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了。学術博士(地域研究)。専門は南アジア地域研究、近代政治思想史。京都大学人文科学研究所研修員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。朝日新聞紙面審議委員、毎日新聞書評委員、テレビ朝日『報道ステーション』ゲストコメンテーター。2005 年『中村屋のボース――インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社)で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞を受賞。著書に『パール判事』(白水社)、『秋葉原事件』(朝日新聞社出版)、『「リベラル保守」宣言』(新潮社)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『岩波茂雄』(岩波書店)、『アジア主義』(潮出版社)など多数。 |
名前 | 鎌田 慧 |
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肩書き | ルポルタージュ作家 |
プロフィール | 1938 年青森県弘前市生まれ。弘前高校卒業。早稲田大学文学部卒業後、新聞、雑誌記者を経てフリーに。著書に『自動車絶望工場』(講談社文庫)、『反骨のジャーナリスト市長──鈴木東民の闘争』(七つ森書館、新田次郎文学賞)、『六ヶ所村の記録』(岩波現代文庫、毎日出版文化賞)、『ドキュメント屠場』『人権読本』『鎌田慧の記録 全6巻』『日本列島を往く 全6 巻』『ぼくが世の中に学んだこと』『いじめ自殺』『教育工場の子どもたち』『狭山事件の真実』(以上、岩波現代文庫)、『原発列島を行く』(集英社新書)、『日本の原発危険地帯』(青志社)、『狭山事件――石川一雄41 年目の真実』(草思社)、『さようなら原発の決意』(創森社)、『日本の解放区を旅する』『怒りのいまを刻む』(以上、七つ森書館)ほか多数。「さようなら原発1000 万署名市民の会」「戦争をさせない1000 人委員会」呼びかけ人。 |
名前 | 森 武麿 |
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肩書き | 神奈川大学教授 |
プロフィール | 1945 年生まれ。1975 年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得、1999 年経済学博士(一橋大学)。1975 年駒澤大学経済学部専任講師、1985 年同経済学部教授、1999 年一橋大学大学院経済学研究科教授を経て2009 年より現職。専門は日本近現代史。近現代農村社会史、移民史。一橋大学名誉教授。主要著書に『日本歴史第20 巻―アジア・太平洋戦争』(集英社)、『戦時日本農村社会の研究』(東京大学出版会)、『戦間期の日本農村社会』(日本経済評論社)、『現代日本経済史』(共著、有斐閣)、『1950 年代と地域社会』(編著、現代史料出版)、『満州移民』(共著、現代史料出版)など多数。 |
名前 | 藤垣 裕子 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 1962 年生まれ。1985 年東京大学教養学部基礎科学科第二卒業。1990 年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。学術博士。専門は科学技術社会論、科学計量学。東京大学教養学部助手、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官等を経て、現在、東京大学教授。2002 ~ 2005 年Society for Social Studies of Science(4S: 国際科学技術社会論学会)理事。著書に『専門知と公共性――科学技術社会論の構築へ向けて』、編著書に『科学技術社会論の技法』(東京大学出版会)、『Lessons from Fukushima-Japanese Case Studies on Science, Technology and Society』(Springer)、翻訳書に『数値と客観性――科学と社会における信頼の獲得』(みすず書房)など。 |
名前 | 米谷 匡史 |
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肩書き | 東京外国語大学教授 |
プロフィール | 1967 年生まれ。1990 年東京大学教養学部卒業、1992 年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、1993 年同博士課程中退。専攻は社会思想史・日本思想史。東京外国語大学外国語学部助教授等を経て、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。著書に『アジア/日本』(岩波書店)、共編著に『日本の歴史08 古代天皇制を考える』(講談社)、『一九三〇年代のアジア社会論――「東亜協同体」論を中心とする言説空間の諸相』(社会評論社)、『和辻哲郎 人間存在の倫理学』(燈影舎)、『尾崎秀実時評集』(平凡社)、『谷川雁セレクションI・II』(日本経済評論社)など。 |