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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-30 / 政治 / 学内講座コード:14A1610701

再考・日本のアジア外交 今の課題はなにか

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月20日(火)、 5月27日(火)、 6月 3日(火)、 6月10日(火)
講座回数
4回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
6,500円
定員
50
その他
5800(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
一昨年から日本に吹き込むアジアの風が変った。とりわけ隣人である中国、韓国からの風は冷たくなった。
中国は一昨年九月に日本政府が尖閣諸島のうちの三島を持ち主から買い上げたことに激怒して、それ以来、公船をあの海域に派遣して日本の巡視船と領海内を並走して、領有主張に実態をもたせようとしている。韓国はイ・ミョンバク大統領(当時)が野田首相(同)に従軍慰安婦への保障措置を断られたことへの報復として、一昨年八月、竹島へ上陸したのに続いて、昨年就任したパク・クネ大統領は中国と連携しながら、「過去の歴史への反省」を求めて対日批判を国際的に繰り広げている。
両国の動きに対抗するように、一昨年暮れに成立した日本の安倍政権は外では中国包囲網外交を展開しながら、国内的には防衛費の増額に踏み切るとともに中国を強く意識した「国家安全保障戦略」を策定し、国家安全保障会議の創設、特定秘密保護法制定といった軍事色の強い政策を打ち出している。
日本と中韓両国は首脳会談のめども立たず、特に中国とは軍事衝突の危険性さえ論じられている。一昔前には考えられなかった状況である。なぜこんなことになったのか。近代以来の日本の対アジア外交を改めて見直して、その中に答えを探るとともに、今この時の課題を考えたい。

【講座スケジュール】
第1回 5月20日(火) 明治新国家の外交
詳細:西洋の衝撃に対する日本、中国、朝鮮の対応を検証する。

第2回 5月27日(火) 近代化と戦争
詳細:19世紀末から20世紀初頭にかけての戦争の意味を考える。

第3回 6月 3日(火) 戦乱、革命、植民地
詳細:20世紀前半のアジアの激動は何をもたらしたか。

第4回 6月10日(火) 今に残る歴史
詳細:日本に課せられた「歴史問題」の今日的意味。

講師陣

名前 田畑 光永
肩書き 一般社団法人 国際善隣協会理事 、ジャーナリスト
プロフィール 1960年東京外国語大学中国語科卒業、同年TBSに入社。中国北京・香港支局長、TBSテレビキャスターなど歴任。1996年から2006年まで神奈川大学教授。現在、(社)国際善隣協会理事。専門は現代中国論、マスコミ論。主要著書および論文に『中国を知る』『小平の遺産』(以上、岩波書店)、『中国のしくみ』(ナツメ社)、「戦後断絶期の中国観 1945-1952」(『神奈川大学評論』に連載)。
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