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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-01-24 / 日本史 / 学内講座コード:13B1612301

庶民たちの平安京
王朝時代都市民衆生活誌

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
2月 7日(金)、 2月14日(金)、 2月21日(金)、
2月28日(金)、 3月 7日(金)、 3月14日(金)
講座回数
6回
時間
10:00~11:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
50
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
王朝時代の平安京という舞台の真の主役は、たくさんの名もない庶民たちなのかもしれません。
当時の都の人口は、十数万人から二十万人にもなったといいます。そして、その頃に平安京に住んでいた人々のほとんどは、『源氏物語』や『枕草子』のような王朝文学を書いたり読んだりした貴族たちではなく、紫式部のことも清少納言のことも全く知らないままに生きた庶民たちでした。
私たちがその名前を知っている王朝時代人のほとんどは、藤原道長や藤原行成や藤原公任といった貴族層の人々ですけれども、王朝時代に平安京で暮らしていた人々のほとんどは、私たちがその名前を知ることもない庶民層の人々だったのです。
そこで、この講座では、王朝時代の平安京の庶民たちの知られざる人生を、さまざまな記録や文書を手がかりとして、具体的に紹介していきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回  2月 7日(金)  泥棒たちの平安京
 王朝時代の平安京では、窃盗事件が多発していました。そこで、この回では、どのような人々が泥棒をしていたのかを見るとともに、泥棒たちがどのような手口を使っていたのかを見ていきます。

第2回  2月14日(金)  従者たちの平安京 その1
 王朝時代の平安京の住民の多くが、貴族たちに下働きとして私的に仕える下級の従者たちでした。そこで、この回では、その下級従者たちがどのような暮らしを送っていたのかを見ていきます。

第3回  2月21日(金)  従者たちの平安京 その2
 王朝時代の平安京の住民の多くが、貴族たちに下働きとして私的に仕える下級の従者たちでした。そこで、この回では、その下級従者たちがどのような労働に従事していたのかを見ていきます。

第4回  2月28日(金)  牛飼童(うしかいわらわ)たちの平安京
 貴族たちが牛車(ぎっしゃ)を主要な乗り物としていた王朝時代の平安京には、牛の飼育・調教を仕事とする牛飼童たちが、数多く暮らしていました。そこで、この回では、牛飼童たちの暮らしぶりを見ていきます。

第5回  3月 7日(金)  門番たちの平安京 その1
 王朝時代の朝廷は、門番をはじめとする雑用を役目とする下働きの庶民たちを、数多く雇っていました。そこで、この回では、門番などの朝廷の下働きたちの暮らしぶりを見ていきます。

第6回  3月14日(金)  門番たちの平安京 その2
 王朝時代の平安京の周辺では、しばしば、疫神(えきしん)を祀る神社が唐突に流行りはじめるという現象が起きていました。そして、そうした流行神現象の中心にいたのは、多くの場合、門番などの朝廷の下働きの庶民たちだったのです。そこで、この回では、朝廷の下働きの庶民たちの宗教活動を見ていきます。

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師(日本史/民俗学)
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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