講座詳細情報
申し込み締切日:2011-06-23 / 世界史
インド―その光と影 [6月開講]
- 開催日
- 6月24日~7月22日(金)
- 講座回数
- 全5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【内容】
1991年にインド政府は、それまで固執し続けてきた社会主義型経済政策からようやく脱皮し、経済自由化に踏み切った。爾来、インドは順調に経済発展を遂げ、中国とともに新興国グループの旗頭としての地位を固めるまでに至っている。しかし、いずれの国にも『光』と『影』の両面があるものであって、インドもまたその例外ではない。目覚ましい経済発展を見せる一方で、貧困、汚職、差別、地域主義、宗教主義といった、インド独自の要因に根差す難問の処理に苦慮し続けているのが、インドの現実の姿といえよう。
わが国においても、経済的側面からインドへの関心が高まりつつある今こそ、『光が当たるインド』と『影が差すインド』の両方に注目することによって、バランスのとれたインド観を確立することが肝要と考えられる。
本講座においては、講師が長いインドとの関わりを通じて得た体験的、実践的インド論を踏まえつつ、『インド―その光と影』の究明に努めることとしたい。
その結果が、わが国におけるインド理解の促進に繋がるのであれば、講師としてこれ以上の喜びはない。
1991年にインド政府は、それまで固執し続けてきた社会主義型経済政策からようやく脱皮し、経済自由化に踏み切った。爾来、インドは順調に経済発展を遂げ、中国とともに新興国グループの旗頭としての地位を固めるまでに至っている。しかし、いずれの国にも『光』と『影』の両面があるものであって、インドもまたその例外ではない。目覚ましい経済発展を見せる一方で、貧困、汚職、差別、地域主義、宗教主義といった、インド独自の要因に根差す難問の処理に苦慮し続けているのが、インドの現実の姿といえよう。
わが国においても、経済的側面からインドへの関心が高まりつつある今こそ、『光が当たるインド』と『影が差すインド』の両方に注目することによって、バランスのとれたインド観を確立することが肝要と考えられる。
本講座においては、講師が長いインドとの関わりを通じて得た体験的、実践的インド論を踏まえつつ、『インド―その光と影』の究明に努めることとしたい。
その結果が、わが国におけるインド理解の促進に繋がるのであれば、講師としてこれ以上の喜びはない。
備考
詳しい講座日程は神奈川大学KUポートスクエアのホームページをご参照ください。
講師陣
名前 | 武藤 友治 |
---|---|
肩書き | 元ボンベイ総領事 |
プロフィール | 1930年岐阜県生まれ。大阪外国語大学(インド語学科)卒業後、外務省に入省。40余年の外交官生活のうち、18年をインドで過ごし、在ボンベイ(ムンバイ)総領事を最後に退官。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員を経て現職。外務省在職中からインド政治のフォローアップに努め、退官後も現代インド研究に取り組み現在にいたる。著書に『今日のインド』(サイマル出版会)、『インド私録』(シャンティ出版)、『インド 宗教の坩堝』(勉誠出版)、『巨象インドの憂鬱』(出帆新社)他があり、翻訳にはV.S.ナイポール著『インド・新しい顔』(岩波書店)がある。 |