講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-12 / 宗教・哲学:日本史
【6月対面講座】大慧宗杲と宏智正覚 南宋初期に臨済宗と曹洞宗を担った禅の巨匠
- 開催日
- 6月17日(土)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:00~14:30 (開場:12:30)
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,000円
- 定員
- 200
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
南宋初期に曹洞宗の真歇清了(1088~1151)や宏智正覚(天童大覚、隰州古仏、1091~1157)が黙照禅を鼓吹すると、臨済宗楊岐派の大慧宗杲(妙喜、1089~1163)は曹洞宗を黙照邪禅と批判することで、公案参究による看話禅を確立していった。この三禅僧を取り巻く南宋初期の江南禅林を概観し、特に大慧と宏智の人的交流について追ってみたい。
真歇と宏智は北宋末期の丹霞子淳(1064~1117)門下の同門であり、大慧は『碧巌録』で名高い圜悟克勤(1063~1135)の高弟に当たる。道元禅師は真歇清了―大休宗珏(天童小珏)―足庵智鑑―長翁如浄―永平道元とつづく系統であり、宏智を常に「古仏」と称える反面、大慧の禅に対しては批判的である。
浙江省寧波市郊外の天童寺に現存する大慧宗杲賛「天童宏智老人像」の石碑、福井県永平寺所蔵「宏智禅師自賛頂相」(複製)および近年紹介された個人蔵「大慧禅師自賛頂相」の画像を眺めながら、大慧と宏智の交友を探るものである。
真歇と宏智は北宋末期の丹霞子淳(1064~1117)門下の同門であり、大慧は『碧巌録』で名高い圜悟克勤(1063~1135)の高弟に当たる。道元禅師は真歇清了―大休宗珏(天童小珏)―足庵智鑑―長翁如浄―永平道元とつづく系統であり、宏智を常に「古仏」と称える反面、大慧の禅に対しては批判的である。
浙江省寧波市郊外の天童寺に現存する大慧宗杲賛「天童宏智老人像」の石碑、福井県永平寺所蔵「宏智禅師自賛頂相」(複製)および近年紹介された個人蔵「大慧禅師自賛頂相」の画像を眺めながら、大慧と宏智の交友を探るものである。
備考
受講資格:どなたでも受講できます
会場:駒澤大学深沢キャンパス 120周年アカデミーホール
【※】新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては開講中止の場合があります。
会場:駒澤大学深沢キャンパス 120周年アカデミーホール
【※】新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては開講中止の場合があります。
講師陣
名前 | 佐藤 秀孝 |
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肩書き | 駒澤大学 仏教学部 禅学科 教授 |
プロフィール | - |