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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-10-15 / 健康・医療:IT / 学内講座コード:21124

未来の医療とヘルスケア-ICT・AIとビッグデータを活かす

主催:慶應義塾大学慶應義塾大学 オンライン(東京都)]
問合せ先:慶應義塾 三田オープンカレッジ事務局 TEL:03-6822-9370
開催日
10⽉23⽇、11⽉6⽇、13⽇、27⽇(土)
講座回数
4回
時間
14:45~16:15
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
70
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

近年、Society 5.0やデジタルトランスフォーメーションといった標語の下で、社会のICT化、データのデジタル化、更には人工知能(AI)の導入が様々な領域で始まっています。しかし、医療界でのICTやAIの活用はとりわけ遅れているように思います。その理由としては、単純作業用のICT・AIよりも高度な専門家の判断を対象にしたICT・AIに大きな期待が持たれていること、個人情報をめぐる法規制のために良質のデータを多数集めることが難しいこと、医療用AIソフトを現場のワークフローへ組み込みことが思いのほか難しいことなどが挙げられます。また、ディープラーニングのもつ過学習、生命を預かることへの責任の所在、医療情報が時代と共に変化していくことなども課題として挙げられます。
本講座では、病院の診療やヘルスケアにおいてどのような取り組みが実際に動いているのか、導入に向けてどのような課題があるのか、また今後どのような展開が考えられるのかについて学んで頂ければと思います。詳細は以下のとおりです。
1) ICT・AIの医療への実装に向けて~AIホスピタルプロジェクト~
    慶應義塾大学医学部放射線科学 教授 陣崎雅弘
2) 精神科診療でのICT・AI活用の実際
    慶應義塾大学医学部精神・神経科学 専任講師 岸本泰士郎
3) コホート/ビッグデータ研究が生み出すヘルスケア
    慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学 教授 武林亨
4) DXの先にある新しい社会とヘルスケア
    慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授 宮田裕章

【スケジュール】
2021年10月23日(土)4限(14:45~16:15) 講師:陣崎雅弘(慶應義塾大学 医学部放射線科学 教授)
主題:ICT・AIの医療への実装に向けて~AIホスピタルプロジェクト~
説明:現在慶應義塾大学病院は内閣府のAIホスピタルプロジェクトに参画し、 ICT・AIの医療への実装を進めている。その概略と医療界に導入するにあたっての課題を解説する。

2021年11月06日(土)4限(14:45~16:15) 講師:岸本泰士郎(慶應義塾大学 医学部精神・神経科学 専任講師)
主題:精神科診療でのICT・AI活用の実際
説明:精神疾患の診断や重症度評価に際して、現在、利用可能な血液学的、画像学的な指標はない。講義ではデジタルフェノタイプと呼ばれる生体のデジタルデータを活用し診断や重症度評価に役立てようとする近年の取り組みにつき概説する。

2021年11月13日(土)4限(14:45~16:15) 講師:武林亨(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学 教授)
主題:コホート/ビッグデータ研究が生み出すヘルスケア
説明:ライフコースに寄り添い、クオリティオブライフの向上に寄与するヘルスケアは、どのように生み出されるのか。鶴岡タウンキャンパス・先端生命科学研究所を拠点に実施している鶴岡メタボロームコホート研究の事例をもとに、現状と課題について概説する。

2021年11月27日(土)4限(14:45~16:15) 講師:宮田裕章(慶應義塾大学 医学部医療政策・管理学教室 教授)
主題:DXの先にある新しい社会とヘルスケア
説明:新型コロナウィルスのパンデミックにより社会のシステムは世界的に大きく変わり始め、データやデジタル技術を活用することの重要性が急速に高まっている。データやデジタル技術は新しい社会とヘルスケアにいかなる価値をもたらすのか。体験価値をとらえることを本質とするデジタルトランスフォーメーション(DX)をキーワードに、社会とヘルスケアの未来について考えたい。

備考

教 室 オンライン講座
形 式 レクチャー形式
キーワード 人工知能、デジタルトランスフォーメーション、ヘルスケア、AIホスピタル、医療
修了条件:全講座回数の4分の3以上の出席および担当教員による判定

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 陣崎 雅弘
肩書き 慶應義塾大学 医学部放射線科学 教授(本講座コーディネーター)
プロフィール 1987年 慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学放射線診断科入局後、1999年 Harvard 大学付属Brigham and Women’s Hospital 留学。 2014年 慶應義塾大学医学部放射線科学教授。2017年 慶應義塾大学病院 副病院長。2018年より内閣府戦略的イノベーション創造プログラムのAIホスピタルプロジェクト担当。日本画像医学会理事長、日本メディカルAI学会顧問
名前 岸本 泰士郎
肩書き 慶應義塾大学 医学部精神・神経科学 専任講師
プロフィール 2000年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院、国家公務員共済組合連合会立川病院、医療法人財団厚生協会大泉病院を経て、2009年よりThe Zucker Hillside Hospital(New York, USA)に入職、2012年、Donald and Barbara Zucker School of Medicine at Hofstra、Assistant Professorに就任、2013年より現職。主な研究領域に精神科薬物治療、精神科領域におけるAI技術の活用など。
名前 武林 亨
肩書き 慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学 教授
プロフィール 1989年慶應義塾大学医学部卒。同大学院医学研究科博士課程(予防医学系)、ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程(MPH)修了。2005年より 慶應義塾大学教授(医学部衛生学公衆衛生学)。現在、大学院健康マネジメント研究科委員長、研究連携推進本部副本部長を兼ねる。専門は、疫学・予防医学、産業保健・環境保健。日本産業衛生学会理事。
名前 宮田 裕章
肩書き 慶應義塾大学 医学部医療政策・管理学教室 教授
プロフィール 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座特任教授を経て、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授。専門はデータサイエンス、科学方法論。専門医制度と連携したNCD、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」など科学を駆使し社会変革を目指す研究を行う。2025日本国際博覧会テーマ事業プロデューサ―も務める。
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