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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-04-26 / IT:その他教養:スポーツ / 学内講座コード:21106

慶應スポーツ最前線-コーチングとデータ活用の融合-

主催:慶應義塾大学慶應義塾大学 オンライン(東京都)]
問合せ先:慶應義塾 三田オープンカレッジ事務局 TEL:03-6822-9370
開催日
5⽉22⽇、29⽇、6⽉5⽇、12⽇(土)
講座回数
4回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
70
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

スポーツの歴史は時代の移り変わりを反映しています。スポーツの意味するものも時代によって変わってきています。コロナ禍においては改めてスポーツの価値が再確認されたと考えています。教育におけるスポーツ(体育)の重要性を認識し、慶應義塾における体育教育のあり方も変化してきました。この講座では、「慶應スポーツ最前線」と題し、コーチングとデータ活用の融合を通した慶應スポーツの最前線の現場の知見を共有したいと考えています。プロスポーツ、大学スポーツ、慶應義塾とスポーツ、東京オリンピックという4つの観点からスポーツをめぐる歴史と現状を多角的に解説します。講師は慶應義塾大学教員で、それぞれの専門の領域から講義をします。

【スケジュール】
2021年05月22日(土)4限(14:45~16:15) 講師:加藤貴昭(慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)
主題:SFC発スポーツサイエンスへの取り組み
説明:慶應義塾の目的「気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、(中略)以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」に基づき、湘南藤沢キャンパス(SFC)では「未来を先導する」理念のもと、実学(=実証科学)に取り組み、スポーツの分野においても未来に向かって学術面から進化を続けています。文武双全を体現している体育会をはじめとする学生達の取り組みや、eスポーツを含めた多様なスポーツサイエンス研究を紹介し、未来のスポーツの可能性について考えたいと思います。

2021年05月29日(土)4限(14:45~16:15) 講師:神武直彦(慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
主題:虫・鳥・魚:多角的視点と掛け算でスポーツの未来を創出する〜 データ駆動型社会におけるシステムデザイン〜
説明:5GやIoTの整備が進み、スマフォやドローンのような高機能化しつつ、コモディティ化したIoTデバイスが普及する中で、どこで何が起きているのか、何がどう活動しているのかを迅速に、そして、俯瞰的かつ緻密に把握・解析することが可能になりつつあります。この変化に伴い、GPSやカメラ、心拍センサーからのデータによってアスリートの怪我のリスクを予測したり、チームパフォーマンスを高めるための戦術を組み立てたり、従来、簡単にはできなかったデータに基づく意思決定が様々なことで可能になってきています。一方、テクノロジーでは明らかにできないことも数多くあります。そのために、ヒトとヒトが対話をし、ヒトによってコミュニティを理解することも大切で、そこから得られるデータによって様々なことを理解し、予測することが可能になります。本セミナーでは、具体的な事例の紹介を中心に、様々なテクノロジーがコモディティ化しつつあること、テクノロジーとヒトによるデータによって価値あるスポーツの未来を創り出すシステムデザインについてお話しできればと思います。

2021年06月05日(土)4限(14:45~16:15) 講師:稲見崇孝(慶應義塾大学 体育研究所 専任講師)
主題:野球選手のパフォーマンスとコンディショニングを「見る」
説明:本講では、スポーツ科学領域で用いられるデータ取得による「見える化」を通じた野球選手のパフォーマンスとコンディショニングサポートについて解説します。また、「見える化」を通じた教育プログラムに関する包括的な高・大接続の取り組み(一貫教育校による高校入学から大学卒業までの7年間の縦断的で持続的な取り組み)を紹介します。慶應義塾高校野球部監督の森林貴彦氏、慶應義塾大学野球部助監督の竹内大助氏をゲストに迎え、現場における医科学データを活用したコーチングに関するお話も伺うことを予定しており、スポーツの「見える化」による現在、未来についてディスカッションを進めます。

2021年06月12日(土)4限(14:45~16:15) 講師:坂井利彰(慶應義塾大学 体育研究所 准教授)
主題:日本テニス協会や慶應義塾大学庭球部におけるコーチング実践
説明:現在、スポーツにおけるハイパフォーマンス領域においてはエビデンスに基づいたコーチングが主流となっています。日本テニス協会や慶應義塾大学体育会庭球部において実践している医科学データを活用したコーチングに関する具体例を提示し、世界テニスや大学テニスのコーチングに関する最前線をご紹介します。
また、スポーツ医学研究センターの石田浩之教授をゲストに迎え、冬季オリンピックチームドクターのご経験を踏まえた視点でのお話も伺う予定です。
創立者 福澤諭吉は、「まず獣身を成して後に人心を養う」と述べ、明治26(1893)年3月23日付『時事新報』には「体育の目的を忘るゝ勿(なか)れ」という記事を書きました。また、小泉信三元塾長は「スポーツが若者に与える3つの宝」として「練習によって不可能を可能にするという体験」「フェアプレーの精神」「友」を挙げました(慶應義塾体育会創立七十周年式典記念講演(昭和37年)より)。これらにも触れながら、多様に変化するこれからの社会に求められるスポーツを「慶應義塾スポーツ最前線」を通して展望します。

備考

教 室 オンライン講座
形 式 レクチャー形式
キーワード スポーツ、プロスポーツ、大学スポーツ、オリンピック、慶應義塾
修了条件:全講座回数の4分の3以上の出席および担当教員による判定

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 坂井 利彰
肩書き 慶應義塾大学 体育研究所 准教授(本講座コーディネーター)
プロフィール 1974年生まれ。慶應義塾大学体育研究所准教授。博士(政策・メディア)。全日本学生テニス選手権単優勝、全豪オープン予選出場。引退後は慶應義塾大学庭球部監督に就任。2012年より慶應義塾大学体育研究所専任講師を経て現職。専門はスポーツコーチング、スポーツマネジメント。社会活動としては日本テニス協会理事、NHKテニス解説者を務める。
名前 加藤 貴昭
肩書き 慶應義塾大学 環境情報学部 准教授
プロフィール 1997年環境情報学部卒、大学院政策・メディア研究科2000年修士課程修了、2003年同博士課程修了、博士(学術)。慶應義塾体育会野球部OB、元MLB Chicago Cubs Baseball Club所属選手。慶應義塾体育会副理事。三田倶楽部理事。日本人間工学会、日本スポーツ心理学会などに所属。主な著書として「スポーツパフォーマンスと視覚」(2019年、ナップ)など。
名前 神武 直彦
肩書き 慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授
プロフィール 慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。2009年度より慶應義塾大学准教授。現在、同教授。日本スポーツ振興センターハイパフォーマンス戦略部アドバイザーを歴任。トップアスリートから学校体育までのスポーツへのテクノロジー活用を推進し、慶應キッズパフォーマンスアカデミーを主宰。スポーツテック研究で論文賞多数。
名前 稲見 崇孝
肩書き 慶應義塾大学 体育研究所 専任講師
プロフィール 2011年中京大学大学院体育学研究科博士後期課程(健康科学系)修了。博士(体育学)。2004年愛知医科大学医学部附属運動療育センター、2013年エディスコーワン大学(オーストラリア)運動健康科学部、2014年早稲田大学スポーツ科学学術院を経て2017年から現職。主な著書として「コンカレントトレーニング 最高のパフォーマンスを引き出すトレーニング順序の最適解」(2021、東洋館出版)などがある。
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