大学公開講座のセカンドアカデミー

歌舞伎の語源“カブく”感覚を、華やかな演出で存分に味わいます。パンクな出で立ち、彼女にぞっこん、母には誠実な、当代きってのモテ男「花川戸助六」と、気風の良い芯の通った彼女「三浦屋揚巻」、二人のライバル「髭の意休」の物語。正しいことには躊躇せず突っ走る、助六と揚巻の振る舞いや信頼関係こそ、“現代に必要な了見”なのかもしれません。

【プログラム(予定)】
歌舞伎十八番のひとつ。生粋の江戸っ子・助六（実は曽我五郎時致【ときむね】）と傾城揚巻は、髭の意休が持つ刀剣「友切丸」をとり戻すため、様々な手を仕掛けます。出端の音曲河東節【かとうぶし】や、助六・揚巻の特異で豪華な衣装、圧巻の見得やアドリブの楽しさなど、この演目ならではの演出方法は必見！今を生きる役者たちが演ずる伝統を、存分に楽しみましょう。

【講座への一言コメント！】
マジヤバい！！誰もアイツをとめられない！

【オススメ】
団十郎襲名決定！成田屋十八番をきちんとおさらい。

名前	矢内賢二
肩書き	国際基督教大学上級准教授
プロフィール	国際基督教大学上級准教授／日本芸能史・文化史