大学公開講座のセカンドアカデミー

古代、天象の観察から発展した天文学は、最も歴史の長い学問の一つであり、今なお自然科学の最先端を切り拓いている分野でもあります。その成果は人類の宇宙観として積み上げられてきました。かつては星をつなぎ神々の営みを想像して見上げていた星空の奥には、いったいどのような世界が広がっているのでしょうか。太陽系の姿、銀河の織りなす遠くの宇宙…私たちはその広がりと成り立ちについてどこまで知っているのか。第二の地球探査から宇宙の始まりの探求まで、現代天文学のフロンティアは何を見つめているのか。各分野にわたる天文学の“今”をレビューします。

【講座の内容】(予定)
・現代天文学の地平 （宇宙の俯瞰と全体概論）
・多彩な光で宇宙を観る （様々な天体観測手法）
・星の灰から私たちまで （星の一生と惑星の誕生）
・天の川に浮かぶ私たち （天の川銀河と銀河宇宙）
・天文学のフロンティア （第二の地球探査と次世代望遠鏡）
・観望会：天体、気象などの条件にあわせ期間中に1回実施

名前	内藤誠一郎
肩書き	国立天文台広報普及員　天文学普及プロジェクト「天プラ」
プロフィール	－