大学公開講座のセカンドアカデミー

　園芸の枠にとどまらない広く深いバラ文化の楽しみをお伝えします。
　絵画、文学など、様々に現れるバラの歴史をひもとくと、人の歴史が見えて来ます。たとえば、中世の絵ではバラは修道院の中の場面で描かれることが多いことから、いかに民衆が抑圧されていた時代であるかが想像され、ボッティチェリが「春」で描いたフローラはバラを撒き広げ、それはちょうど人間性の解放を叫んだルネサンスの喜びを歌うかのようです。
　かの世界的育種家・鈴木省三は、「バラの博物館のない国は先進国とは言えない」と語りました。その意を継いで造られた草ぶえの丘バラ園での見学です。

【会場】
　草ぶえの丘バラ園　千葉県佐倉市
　http://www.kusabue.shiteikanri-sakura.jp/baraen.htm
　（京成佐倉駅より佐倉市循環バスまたはタクシー、駐車場あり）
　※現地集合　入場料大人400円

※春夏両コース同時申し込み可

名前	野村　和子
肩書き	園芸家（草ぶえの丘バラ園　千葉市花の美術館　ほか）、NPOバラ文化研究所副理事長
プロフィール	恵泉女学園短期大学園芸科卒業　　 京成バラ園芸研究所所長・バラ育種家・鈴木省三元秘書