大学公開講座のセカンドアカデミー

日本の伝統文化　「能」と聞くと、難しそう、敷居が高そう、などという印象ではありませんか？
しかし実は、今の私たちとさほど変わらぬドラマが、能の世界には繰り広げられているのです。
　この講座は、能の歴史・詞章・内容などにふれ、舞台の映像や実際使われている能面・能装束などを、見て・聞いて・体験し学ぶ、能楽入門講座です。能の面白さ・楽しさや観賞ポイントがわかると、興味も一層広がります。
　今回は、伊勢神宮の式年遷宮にちなみ、現行曲二百数十番のうち、神々が登場する曲を取り上げ、その背景となる神社やその歴史や縁起に迫りつつ、謡曲の面白さを紐解いてみたいと思います。

＊お席に余裕のある場合、別途スポット受講を受け付けます。お問い合わせください。


【プログラム】
　第１回
　　『絵馬』…人々の前に現れた天照大神は、天の岩戸隠れの様を再現する。

　第２回
　　『賀茂』…賀茂御祖神と賀茂別雷神は、五穀豊穣・国土安穏を願う。

　第３回
　　『逆矛』…人々の前に現れた瀧祭りの神は、国づくりの様を語る。

　第４回
　　『三輪』…三輪明神は、三輪山伝説や天の岩戸隠れの様を語る。

　第５回
　　『玉井』…兄・海幸彦の釣り針を無くしてしまった山幸彦は、龍宮へ…。

　第６回
　　『小鍛冶』…日本武尊の草薙の剣の伝説を語った童子は、稲荷明神であった…。

【教材費】
　3,000円（税込）
　講座資料、邦楽器、装束の使用料など　受講料と一括払込

名前	小島　英明
肩書き	観世流能楽師・能楽協会会員・観世九皐会所属
プロフィール	http://www.koufuukai.net/