大学公開講座のセカンドアカデミー

　　歴史様式から脱却し、新しい思想、構造、形態による建物を求めた西洋の近代に対し、日本では、まず西洋の建築様式を取り入れるところから近代化が始まります。そうして昭和の初期までに、次々と本格的な洋風建築が、日本人建築家によって建てられるようになります。様式建築がしっかりと根付いた、その下地があったからこそ、日本は近代的な「建築都市」に移行したと言っても過言ではないでしょう。その地盤の上に個性あふれる建築作品を多数生みだした3名の建築家を取り上げ、その人物像と作品の魅力に迫ります。
一般の方にも解り易いと評判の講師による、お楽しみ満載の講座です。
＊3回とも明日館を会場に講義を行います。
　
プログラム
1)佐藤功一　1878-1941(早稲田大学大隈講堂、日比谷公会堂　他)
2)岡田信一郎　1883-1932(明治生命館、鳩山一郎邸、旧歌舞伎座　他)
3)渡辺仁　1887-1973(服部時計店、ホテルニューグランド　原邦造邸　他)

名前	米山　勇
肩書き	建築史家
プロフィール	江戸東京博物館研究員(近代建築史)