大学公開講座のセカンドアカデミー

西洋美術で重要な作品の多くは、どこかキリスト教に関連しています。そこに描かれた内容を読み取れるようになると美術鑑賞の幅が格段に広がります。同時に西洋画はキリスト教とは何かを理解していく、親しみやすい入口でもあります。ルネサンスから近代にいたる巨匠が描いた聖書の世界を、画像とそのシーンに合わせて選ばれた曲の音源を用いて、ゆったりと堪能します。画家が作品に託した思い、聖書が語るメッセージが、鑑賞している現在の私たちの感性に響いてくるでしょう。美大を卒業し、デザイン事務所で勤務の後、神学校で学び牧師となり、その中でキリスト教と美術の関係を研究する道に進んだ稀有な講師ならではの、多角的で心にしみるお話です。

【プログラム】　全６回　
１、フラ・アンジェリコ　　　　　　「受胎告知とイエスの誕生」　
２、フラ・フィリッポ・リッピ　　　「聖母子と天使」
３、ラ・トゥール　　　　　　　　　「少年イエス」
４、ピエロ・デラ・フランチェスカ　「キリストの洗礼」
５、ラファエロ　　　　　　　　　　「キリストの奇跡」
６、クロード・ロラン　　　　　　　「キリストの教え」

【参考図書】
『巨匠が描いた聖書』（いのちのことば社）
『アートバイブル』『アートバイブル２』（日本聖書協会）

名前	町田　俊之
肩書き	キリスト教美術研究家
プロフィール	バイブル・アンド・アートミニストリーズ代表 青山学院大学非常勤講師