大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今学期は、第二次ポエニ戦争から共和政末期までの歴史をたどります。第一次ポエニ戦争に敗れたカルタゴは捲土重来、ハンニバルを先頭にイタリアへ侵攻してきます。ローマは苦戦しながらもこの強敵に勝利し、つぎにアドリア海の彼方、東方ヘレニズム世界の征服に乗り出します。マケドニア王国とシリア王国を下したローマは、西では宿敵カルタゴを滅ぼし、名実ともに地中海世界の覇者となります。しかし、たびかさなる戦争はローマ社会に深刻な歪みをもたらし、改革の試みが頓挫したとき、混乱の時代が幕を開けます。

【講座スケジュール】
第1回 8月21日(水) 13:00～14:30 講師：岡田 泰介
　(1)13:00～14:30 第二次ポエニ戦争
第2回 9月 4日(水) 13:00～14:30 講師：岡田 泰介
　(2)13:00～14:30 アドリア海を越えて(3)15:00～16:30 東方ヘレニズム世界の征服
第3回 9月11日(水) 13:00～14:30 講師：岡田 泰介
　(4)13:00～14:30 ローマ社会の危機と改革の挫折(5)15:00～16:30 内乱の一世紀のはじまり

【注意事項】
9月4日、11日は2回連続の講座となります。

名前	岡田 泰介
肩書き	高千穂大学准教授
プロフィール	１９９１年学習院大学文学部人文学科研究科修了。１９９８年ローザンヌ大学考古学・古代史研究所留学。２００２年東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究西洋史専攻満期退学。２００４年高千穂大学教養学部助教授。現在、高千穂大学人間科学部准教授。主な著書「東地中海世界のなかの古代ギリシア」（山川出版社）ほか。