大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の内、中期の作品群から3曲と中期から後期への過渡期の作品群から2曲についてお話しします。弦楽四重奏曲は彼の生涯に渡って作曲され続けたジャンルです。今回は前述の作品を通じて、弦楽四重奏曲のジャンルに取り組むベートーヴェンを考えたいと思います。またロマン主義に位置づけられるベートーヴェンの他の作品との比較から当時のウィーン音楽界とヨーロッパ世界を考えます。お話は楽譜を見ながらCDを聞き比べる形で行います。

【講座スケジュール】
第1回 9月23日(日) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59の1「ラズモフスキー第1番」「傑作の森」へ
第2回 10月 7日(日) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　弦楽四重奏曲第8番ホ短調作品59の2「ラズモフスキー第2番」中期の作品の完成形
第3回 10月28日(日) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　弦楽四重奏曲第9番ハ長調作品59の3「ラズモフスキー第3番」「英雄四重奏曲」
第4回 11月25日(日) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74「ハープ」「皇帝」の次の曲
第5回 12月16日(日) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」厳粛というよりも、むしろ生真面目な

名前	網野 公一
肩書き	玉川大学教授
プロフィール	１９８９年３月学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得。玉川大学リベラルアーツ学部教授。日本ホルン協会監事。主な著書に「モーツァルト・スタディーズ」（玉川大学出版部、共著）、「コンサートの文化史」（柏書房、共訳）。その他論文として、「モーツァルトの初期ピアノソナタに於ける古典主義」、「モーツァルトのマンハイム楽派の受容」、「『熱情』を読む」など多数。