講座詳細情報
申し込み締切日:2018-08-05 / 文学 / 学内講座コード:211
カミュ『異邦人』を読み直す NEW!
- 開催日
- 8月 6日(月)、 8月 7日(火)、 8月 8日(水)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,720円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
20世紀文学の古典として名高いカミュの『異邦人』は、「不条理」の思想を表現した作品として読まれてきました。母の死に涙一つこぼさず、「太陽のせい」で人を殺害する主人公ムルソー。しかし本当に彼は理解不能な「異邦人」なのでしょうか。本講座では、「不条理」というレッテルを取り払いテクストそのものを読み直すことで、別のムルソー像を、そして作品の裏に流れる「植民地アルジェリア」のテーマを浮き彫りにしたいと思います。(テクストは日本語訳を使います)
【講座スケジュール】
第1回 8月 6日(月) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「きょう、ママンが死んだ」
第2回 8月 7日(火) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「それは太陽のせいだ」
第3回 8月 8日(水) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「私の内部で何かが裂けた」
20世紀文学の古典として名高いカミュの『異邦人』は、「不条理」の思想を表現した作品として読まれてきました。母の死に涙一つこぼさず、「太陽のせい」で人を殺害する主人公ムルソー。しかし本当に彼は理解不能な「異邦人」なのでしょうか。本講座では、「不条理」というレッテルを取り払いテクストそのものを読み直すことで、別のムルソー像を、そして作品の裏に流れる「植民地アルジェリア」のテーマを浮き彫りにしたいと思います。(テクストは日本語訳を使います)
【講座スケジュール】
第1回 8月 6日(月) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「きょう、ママンが死んだ」
第2回 8月 7日(火) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「それは太陽のせいだ」
第3回 8月 8日(水) 15:00~16:30 講師:鈴木 雅生
異邦人「私の内部で何かが裂けた」
講師陣
名前 | 鈴木 雅生 |
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肩書き | 学習院大学教授 |
プロフィール | 1971年生まれ。東京大学文学部卒、同大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。 パリ・ソルボンヌ大学にて博士号取得。専攻はフランス近現代文学、とくに2008年にノーベル文学賞を受賞したル・クレジオを軸に研究している。著書に J.-M.G. Le Clezio: evolution spirituelle et litteraire (L'Harmattan)、『フランス文化事典』(共編著、丸善出版)など。訳書にル・クレジオ『地上の見知らぬ少年』(河出書房新社、第16回日仏翻訳文学賞)、サン=テグジュペリ『戦う操縦士』(光文社古典新訳文庫)、ベルナルダン・ド・サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』(光文社古典新訳文庫)、クノー『きびしい冬』(水声社)など。 |