大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
日本で言えば寛政年間に展開したフランス革命は、大変複雑な様相を示した出来事でした。革命後、フランス本国では、その評価は歴史とともに変化を経験してきました。かつて日本では、フランス革命は明治維新評価のための参照系とされることもありました。では維新から150年を数える現在において、私達はフランス革命を歴史的にどのようにとらえることができるでしょうか、考えてみましょう。

【講座スケジュール】
第1回 8月27日(月) 10:40～12:10 講師：福井 憲彦
　出来事の展開の大筋を捉えてみる
第2回 8月28日(火) 10:40～12:10 講師：福井 憲彦
　革命期に問われていたこと
第3回 8月29日(水) 10:40～12:10 講師：福井 憲彦
　世界史の中の位置づけ

名前	福井 憲彦
肩書き	学習院大学教授・前学習院大学長
プロフィール	1970年東京大学文学部西洋史学科卒業。1974年～76年フランス政府給費留学生としてパリ第一大学に留学。1977年東京大学大学院人文科学研究科（西洋史学）博士課程中退。東京大学文学部助手、東京経済大学助教授を経て、1988年学習院大学文学部史学科に赴任。2007年～14年学習院大学長。2014年文学部史学科教授に復帰。研究テーマ・分野は、フランスを中心とした西洋近現代史。著書として2010年『近代ヨーロッパ史―世界を変えた19世紀』（ちくま学芸文庫）。編著書・共編著書2012年『歴史的思考力を伸ばす　世界史授業デザイン』（明治図書）など。