大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
江戸時代の井伊家は譜代大名筆頭として知られ、徳川四天王の井伊直政や幕末の大老井伊直弼が有名です。しかし、直政の幼少時には家の存続の危機があり、桜田門外の変で直弼が亡くなった後には10万石の所領が減らされるなど厳しい時代も経験してきました。この講座では、発祥から千年余りの歴史があるとされる井伊家の歴史を概観するとともに、明治時代以降、井伊家伝来の諸資料を守り伝えるのに尽力した人々についてもご紹介します。


【講座スケジュール】
第1回 11月11日(土) 13:30～15:00 講師：井伊 岳夫
　

【注意事項】
複数受講割引対象外講座

名前	井伊 岳夫
肩書き	彦根市教育委員会事務局文化財部文化財課歴史民俗資料室長　井伊家十八代当主
プロフィール	1992年京都大学文学部（史学科国史学専攻）卒業。1994年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。1997年同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1998年彦根市に採用され市史編さん室に配属。以後約17年間『新修彦根市史』編さんに従事。現在、彦根市教育委員会文化財課歴史民俗資料室長。2008年から2014年まで彦根城博物館館長。2017年彦根城博物館館長に再任。主な著書・論文『新修彦根市史』第2巻（通史編　近世）・第4巻（通史編　現代）・第11巻（民俗編）の一部執筆、「京都上使をめぐる井伊家と領民」（『譜代大名井伊家の儀礼』彦根城博物館）、「江戸時代における彦根城の堀について」（『淡海文化財論叢』第5輯）など。