大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
オペラは、すべての芸術作品と同様、時代と深く結びついています。たとえばモーツァルトの晩年のオペラには、その時期に起こったフランス革命が見え隠れしています。この講座では、モーツァルトのいわゆる三大オペラ、「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」を題材に、オペラの内容が「革命」前後の時代をどう反映しているか探ります。

【講座スケジュール】
第1回 9月16日(土) 13:00～14:30 講師：加藤 浩子
　「フィガロの結婚」 フランス革命に火をつけたと言われているボーマルシェの原作戯曲の影響と、本作に見るフランス革命の影響を探る
第2回 11月11日(土) 13:00～14:30 講師：加藤 浩子
　「ドン・ジョヴァンニ」 有名なプレイボーイの物語の影に隠れた、階級闘争を読み取る
第3回 12月16日(土) 13:00～14:30 講師：加藤 浩子
　「魔笛」 庶民向けのメルヘンが予告する、「フランス革命後」の市民社会を考える

名前	加藤 浩子
肩書き	慶應義塾大学講師・音楽評論家
プロフィール	東京生まれ。慶応義塾大学大学院修了（音楽学専攻）。慶応義塾大学講師、音楽評論家。著書に「今夜はオペラ！」「ようこそオペラ！」（春秋社）、「バッハヘの旅」（東京書籍）、「ヴェルディ」（平凡社新書）、最新刊「オペラでわかるヨーロッパ史」（平凡社新書）ほか著書、共著多数。ヨーロッパへのオペラ、音楽ツアーの企画同行も行っている。 公式HP http://www.casa-hiroko.com/