大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
前学期に引き続き、華麗なバレエの世界へご案内しましょう。フランスで19世紀前半に全盛期を迎えたロマンティックバレエは、ナポレオン3 世の帝政終焉とともに急速に衰え、これに替わってロシアの帝室劇場を中心にバレエが盛んになります。その中心がチャイコフスキーの3 大バレエであり、偉大な振付師のプティパなどが活躍しました。さらに20世紀を迎えると、ディアギレフを中心にした「バレエ・リュス」がパリで旗揚げし、ニジンスキーなどのダンサーが大活躍して、モダンバレエの祖となりました。本講座ではその間の主な名作のほとんどをなるべく原振付にちかいもの、また歴史に残るスター・ダンサーの貴重な映像で追っていきます。

【講座スケジュール】
第1回 10月 1日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「白鳥の湖」(チャイコフスキー)
第2回 10月15日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「眠れる森の美女」(チャイコフスキー)
第3回 10月29日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)
第4回 11月12日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「ライモンダ」(グラズーノフ)
第5回 11月26日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「レ・シルフィード」(ショパン)、「シェヘラザード」(リムスキー=コルサコフ)、「火の鳥」(ストラヴィンスキー)
第6回 12月10日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「薔薇の精」(ヴェーバー)、「ペトルーシュカ」(ストラヴィンスキー)、「牧神の午後への前奏曲」(ドビュッシー)
第7回 12月17日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　「春の祭典」(ストラヴィンスキー)、「三角帽子」(デ・ファリャ)

【注意事項】
講座内容において太字・下線は全曲鑑賞予定

名前	吉野 忠彦
肩書き	日本・エストニア友好協会会長
プロフィール	1965年東京大学卒業後、日本興行銀行に入行し、三谷産業を経て現在フリー。1994年、ルクセンブルク大公国よりオフィシエ勲功賞を受勲。96 年から駐日ルクセンブルク大公国名誉副領事。上智大学、学習院女子大学で講義を行う。日本エストニア友好協会会長、湘南モーツァルト愛好会副会長、野村学芸財団理事。訳書に「ウィーン・フィルえぴそーど」（立風書房）など。