大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
江戸時代中期に京都で活躍した伊藤若冲(1716～1800 )の生誕300 年を記念する特別展が、2016年4月22日から5月24日にかけて東京都美術館を会場に開催されます。若冲みずからによって相国寺に寄進された「釈迦三尊像」3 幅(相国寺蔵)と「動植綵絵」30 幅(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)が東京で初めて一堂に会するのをはじめ、代表作を網羅し、さらに話題を呼ぶ初公開の傑作を加えた空前絶後の記念的な展観となります。その監修者として実現に協力した講師(小林)が、若冲の多彩に展開した魅力的な絵画世界の全貌を詳しく紹介し、スライドをまじえてその独自性を分かりやすく解説します。講座当日は、展覧会終了後間もない時期ですので、聴講者は事前に同展覧会を鑑賞しておいてくださると、より理解が深まるものと期待されます。

【講座スケジュール】
第1回 5月28日(土) 13:30～15:00 講師：小林 忠
　

【注意事項】
複数受講割引対象外講座

名前	小林 忠
肩書き	岡田美術館館長、学習院大学名誉教授
プロフィール	1968年東京大学大学院人文科学研究科美術史専攻修士課程修了。1984年学習院大学文学部教授。専攻は日本美術史で、とくに浮世絵や、文人画、琳派などを中心に江戸時代絵画史を専門領域としている。1999年～2012年千葉市美術館館長。2012年学習院大学文学部教授定年退職。2013年岡田美術館館長。主な著書『江戸絵画史論』(瑠璃書房)、『墨絵の譜』(ぺりかん社)、『江戸浮世絵を読む』(ちくま新書)、『江戸の浮世絵』『江戸の絵画』(藝華書院)、監修・共著『浮世絵の歴史』(美術出版社)、『琳派』(全5巻、しこうしゃ)など。