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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-05-17 / 世界史 / 学内講座コード:40

中世ヨーロッパの歴史を読む(5)

主催:学習院さくらアカデミー学習院さくらアカデミー 目白キャンパス(東京都)]
問合せ先:学習院さくらアカデミー TEL:03-5992-1040
開催日
5月18日(水)、 6月 1日(水)、 6月15日(水)、 6月29日(水)、 7月13日(水)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
30
その他
【テキスト】「中世ヨーロッパの歴史」(講談社学術文庫) 1,400円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
15世紀前半はジャンヌ・ダルクの時代です。もっともその名前を出さずにその時代の歴史が書けるかどうか、若い時に実験してみたことがあります。まあまあうまくいったと思っています。もっともその後ジャンヌ・ダルク伝を一冊書きました。それで負い目をかえしたつもりだったのでしょう。

【講座スケジュール】
第1回 5月18日(水) 15:00~16:30 講師:堀越 孝一
 1420年代、ランカスター朝のイギリス王家がノルマンディーとパリに政権を立てた。占領時代の歴史は書くに値しないとフランス国家正史はそっぽを向いている。
第2回 6月 1日(水) 15:00~16:30 講師:堀越 孝一
 ランカスター朝の軍勢がロワール中流域に攻め込んだ。オルレアンの攻防が天下分け目の戦いとなった。そこにジャンヌが登場した。王太子シャルルが招いたとみられる節がある。
第3回 6月15日(水) 15:00~16:30 講師:堀越 孝一
 ジャンヌが捕虜になって、イギリス王家に引き渡された。パリ大学神学部の要求で、ジャンヌはルーアンで異端審問にかけられた。
第4回 6月29日(水) 15:00~16:30 講師:堀越 孝一
 なぜ聖女ジャンヌが異端なのだと非を鳴らす人が後を絶たない。異端は信心の度合いをいうのではない。ジャンヌはローマ・カトリック教会から離れていた。これがジャンヌ異端の理由である。
第5回 7月13日(水) 15:00~16:30 講師:堀越 孝一
 ブルゴーニュ侯とフランス王の間のわだかまりが1435年のアラス協定で解消した。アザンクールの戦い以来ロンドン塔に囚われの身となっていたオルレアン侯シャルルもほどなくブルゴーニュ侯妃の斡旋で釈放されて帰って来た。

講師陣

名前 堀越 孝一
肩書き 学習院大学名誉教授
プロフィール 1933年東京に生まれる。学習院大学名誉教授。テキストに揚げた著述の他『ブルゴーニュ家』(講談社現代新書)『わが梁塵秘抄』(図書新聞)など著述は多岐にわたるが、ホイジンガの『中世の秋』(中央公論新社)をはじめ翻訳物も数多い。とりわけ『ヴィヨン遺言詩注釈』は、著述と翻訳の両面にわたる大部の仕事で、1997年から2002年にかけて小沢書店から4冊本を出版。現在、悠書館から再刊中。また、『パリの住人の日記』訳注の仕事も開始。昨年第1巻を八坂書房から刊行し、引き続き第2巻刊行の作業中。
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