大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
いま日本に求められるのは、世界の中に立つ位置を考えることではないだろうか。明治以来、日本は後進国の状態から、ひたすら先進国に追いつき、追い越すことを目指してきた。気が付けば、20世紀の後半には、世界の経済のトップグループの仲間入りを果たしていた。しかし、日本の経済発展はアジアの国々の経済発展をも誘発した。それは日本にとっても歓迎すべきところであるが、「失われた20年」の原因にもなっていることは否定できない。日本は、間違いなく、成熟国家の仲間入りをしている。今後、どのような方向に進むべきなのか、成熟国家の先輩であるイギリスから多くの学ぶべきことがある。

【講座スケジュール】
第1回 1月23日(土) 10:40～12:10 講師：湯沢 威
　なぜイギリス経済は衰退したのか
第2回 2月 6日(土) 10:40～12:10 講師：湯沢 威
　イギリス人は経済の衰退にどのように対応したか
第3回 2月20日(土) 10:40～12:10 講師：湯沢 威
　イギリス人の知恵

名前	湯沢 威
肩書き	学習院大学名誉教授
プロフィール	1971年　一橋大学大学院経済研究科博士課程単位修得。学習院大学名誉教授。著書「イギリス鉄道経営史」「阪神電気鉄道80年史」「イギリス経済史―盛衰のプロセス」など。