大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
私たちはしばしばドラマや映像から過去の歴史や人物を知るということが少なくありません。実際に映画として成功を収めた作品もあります。英国に限ってみても、トマス・モアやアラビアのロレンスが直ちに浮かんでくるでしょう。これらはアカデミー賞受賞作品中でも傑作に数えられています。このイタリア文化講座で、先ずは「中世文化」を知るうえで絶好の機会となる『薔薇の名前』を取り上げてのちに、良く知られた人物たちにスポットライトを当ててみましょう。アッシジの聖フランチェスコ、レオナルド、ミケランジェロなどがそうです。時代
が俄然、面白くなること、請け合いです。美術史家として映像文化に寄与したケネス・クラークの番組も見てみましょう。

【講座スケジュール】
第1回 10月 1日(木) 18:45～20:15 講師：根占 献一
　中世におけるアリストテレス『薔薇の名前』の語るテーマ
第2回 10月15日(木) 18:45～20:15 講師：根占 献一
　アッシジの聖フランチェスコとルネサンス「ブラザーサン・シスタームーン」
第3回 11月 5日(木) 18:45～20:15 講師：根占 献一
　ルネサンス都市フィレンツェ美術史家ケネス・クラークの『芸術と文明』
第4回 11月19日(木) 18:45～20:15 講師：根占 献一
　レオナルドの生涯 RAIの傑作
第5回 12月 3日(木) 18:45～20:15 講師：根占 献一
　ミケランジェロの物語 「華麗なる激情」

名前	根占 献一
肩書き	学習院女子大学教授
プロフィール	学習院女子大学教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学博士。イタリア・ルネサンスの文化と思想を研究しながら、その世界的広がりに注目している。著編書に、『イタリア・ルネサンスの霊魂論―研究と翻訳』（三元社）、『ロレンツォ・デ・メディチ―ルネサンス期フィレンツェ社会における個人の形成』（南窓社）、『フィレンツェ共和国のヒューマニスト―イタリア・ルネサンスの研究（正）』、『共和国のプラトン的世界―イタリア・ルネサンスの研究（続）』、『ルネサンス精神への旅』（以上すべて創文社）。