大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
1860年代にオッフェンバックなどパリのオペレッタの影響を受けて成立したウィンナ・オペレッタ。
そのあまりにも馬鹿馬鹿しく破天荒なストーリーとワルツを中心とする甘く美しいヴィーナームジークによる作品達が、この憂き世の辛さを吹き飛ばせとばかりに、ハプスブルク王朝末期に巨大な花を咲かせました。今回は19世紀の諸作の中から幾つかの珠玉の作品を取り上げ、毎回特に優れたDVD にスライド、CD を併用しながら、皆さまをひとときの夢の世界にお誘いいたします。

【講座スケジュール】
第1回 9月27日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　ウィンナ・オペレッタ誕生:オッフェンバックとフォン・スッペ
第2回 10月11日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　ヨハン・シュトラウス二世:「こうもり」(前篇)
第3回 10月25日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　ヨハン・シュトラウス二世:「こうもり」(後篇)
第4回 11月 8日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　ヨハン・シュトラウス二世:「ヴェニスの一夜」、「ジプシー男爵」
第5回 11月22日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　カール・ミレッカー:「乞食学生」
第6回 11月29日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　カール・ツェラー:「小鳥売り」
第7回 12月13日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　白銀の時代(二十世紀)へ:ホイベルガーとツィーラー

名前	吉野 忠彦
肩書き	日本・エストニア友好協会会長
プロフィール	１９６５年東京大学卒業後、日本興行銀行に入行し、主として海外、調査畑を歩く。三谷産業を経て現在フリー。１９９４年、ルクセンブルク大公国よりオフィシエ勲功賞を受勲。９６年から駐日ルクセンブルク大公国名誉副領事。上智大学、学習院女子大学で講義を行う一方、ハプスブルク、ロマノフ、清の諸王朝やモーツァルト、ウインナ・ワルツ等に関する講演及びコンサートアレンジメント、欧州へのツアーガイドを積極的に行っている。日本エストニア友好協会会長、野村学芸財団理事、国際文化振興財団理事、湘南モーツァルト愛好会企画担当役員。訳書に「ウィーン・フィルえぴそーど」（立風書房）などがある。