大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
利休(宗易)に関する資料を精読して春秋をとおして5年に及びました。『宗湛日記』・利休の「書簡」を読解、さらに『利休百会記』を詳細に解説し、何とか「利休の死」に辿りつくようです。最終の問題は、(1)「利休の遺偈」と中国の蜀の禅師「利休」の類似性を解明すること。(2)千利休の「遺偈」と称される幾つかの相違の問題(3)利休追放、自決の原因の解明、秀吉・利休・石田三成と相剋これらの解明により、新たな「利休の死」の背景が、多少なりとも解明されるでしょう。

【講座スケジュール】
第1回 10月 7日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　『利休百会記』の茶会と客人の分析
第2回 10月14日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　「会記」の意義の検討
第3回 10月21日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　蜀の利休と千利休の「遺偈」の類似性
第4回 10月28日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　現存する「遺偈」の比較検討
第5回 11月 4日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　大徳寺古渓宗陳と「利休居士」
第6回 11月11日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　新たな視点から自決の背景を探る
第7回 11月18日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　従来の論点を検討、その問題点
第8回 11月25日(火) 13:00～14:30 講師：小澤 富夫
　秀吉・利休・石田三成の相剋

名前	小澤 富夫
肩書き	元玉川学園女子短期大学教授
プロフィール	１９６０年学習院大学大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士。元玉川学園女子短期大学教授。著書「家訓」（講談社学術文庫）、「武家家訓遺訓集成」（ぺりかん社）、「歴史としての武士道」（ぺりかん社）、「おとなの江戸東京ドリル」（共著、ダイヤモンド社）、「武士としては」（雄山閣）「戦国武将の遺言状」（文春新書）など。