大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
日本ばかりでなく、世界中で「世紀の美女」エリーザベートの人気が続いています。ごく短期を除き殆ど政治的に重要な役割を果たさなかった皇妃の生涯について、書店でも以前これほど多くの書籍は並んではいませんでした。本講座では多数の貴重なスライドを使用し、さらに新たに入手したドイツの映画を中心に、伝説的になっているロミー・シュナイダーの映画と比較するなどして、この薄命の皇妃の生涯を大河ドラマ風に追っていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 4月12日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　フランツ・ヨーゼフ皇帝との出会い、結婚式
第2回 4月26日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　不幸な新婚生活、イタリア、ハンガリー訪問、長女ソフィーの死、皇太子ルードルフ誕生
第3回 5月10日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　イタリアからの撤退、さすらいの旅の始まり、宮廷からの逃避
第4回 5月24日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　普墺戦争敗北とハンガリーとの和協・戴冠式、義弟マクシミリアン・メキシコ皇帝の悲劇
第5回 6月 7日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　ウィーン万博失敗、ルードルフの結婚と破局、ルートヴィッヒ二世の怪死
第6回 6月28日(土) 14:00～16:30 講師：吉野 忠彦
　カタリーナ・シュラット、マイヤーリンク、死への憧れと流浪の旅、暗殺

名前	吉野 忠彦
肩書き	日本・エストニア友好協会会長
プロフィール	１９６５年東京大学卒業後、日本興行銀行に入行し、主として海外、調査畑を歩く。三谷産業を経て現在フリー。１９９４年、ルクセンブルク大公国よりオフィシエ勲功賞を受勲。９６年から駐日ルクセンブルク大公国名誉副領事。上智大学、学習院女子大学で講義を行う一方、ハプスブルク、ロマノフ、清の諸王朝やモーツァルト、ウインナ・ワルツ等に関する講演及びコンサートアレンジメント、欧州へのツアーガイドを積極的に行っている。日本エストニア友好協会会長、野村学芸財団理事、国際文化振興財団理事、湘南モーツァルト愛好会企画担当役員。訳書に「ウィーン・フィルえぴそーど」（立風書房）などがある。