大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
「つみなひとアリストクレス。ほんとに意地悪!と恨んであげたい、きみはおひとだ」とは昭和の賢哲「いのちゅう」こと、井上忠東京大学名誉教授の有名な言葉です。“アリストクレス”とはプラトンの本名と言われていますが、井上先生はプラトンの何を以って「ほんとに意地悪」と断じたのでしょうか?美の国ギリシアの醜男ソクラテスの弟子の意地悪なプラトンが何を考えて何を書き残したのか、プラトンの作品をご紹介しながら一緒に考えていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 5月28日(水) 10:40～12:10 講師：小島 和男
　「プラトンの著作なるものは存在しない」―ソクラテスとプラトン
第2回 6月 4日(水) 10:40～12:10 講師：小島 和男
　「この場にいる人がどう思ってもいい」―『パイドン』
第3回 6月18日(水) 10:40～12:10 講師：小島 和男
　何故ソクラテスはアルキビアデスを抱かなかったのか?―『饗宴』
第4回 7月 2日(水) 10:40～12:10 講師：小島 和男
　哲学者の統治する国―『国家』
第5回 7月16日(水) 10:40～12:10 講師：小島 和男
　「ソクラテス、君はまだ若いから....」―イデア論の行方

名前	小島 和男
肩書き	学習院大学准教授
プロフィール	２００４年　学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。同大学文学部哲学科助手を経て、２００７年同大学哲学博士取得。学習院大学文学部哲学科准教授。著書「プラトンの描いたソクラテス」（晃洋書房）、共著「面白いほどよくわかるギリシャ哲学」（日本文芸社）など。