大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
夏目漱石の作品をシリーズでよんでいきます。漱石は近代日本の文学と文化を代表する作家として多くの人々に影響を与えてきました。そしていまだに新しい、さまざまな問題をわれわれに投げかけています。本講座では、受講者の皆さんとともに作品をじっくりとよみこみ、皆さんのお考えをうかがいながら、いろいろなことを考えていきたいと思います。
今年は、〈勧善懲悪〉の『虞美人草』の世界から大きく変化していく、明治四十一年の漱石の姿を追っていくつもりです。なお、秋期は『三四郎』を取りあげる予定です。

【講座スケジュール】
第1回 5月13日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　ガイダンス明治四十一年の夏目漱石
第2回 5月20日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「坑夫」をよむ(その一)
第3回 5月27日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「坑夫」をよむ(その二)
第4回 6月 3日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「坑夫」をよむ(その三)
第5回 6月10日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「文鳥」をよむ
第6回 6月17日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「夢十夜」第一夜から第五夜までをよむ
第7回 6月24日(火) 10:40～12:10 講師：山本 芳明
　「夢十夜」第六夜から第十夜までをよむ

【注意事項】
第一回は講義を中心に行うつもりですが、「坑夫」の三分の一くらいは読んでおいてください。

名前	山本 芳明
肩書き	学習院大学教授
プロフィール	１９８６年東京大学大学院博士課程人文科学研究科国語国文学専門課程単位修得退学。学習院大学文学部教授。著書「文学者はつくられる」（ひつじ書房）共編「編年体大正文学全集別巻大正文学年表・年鑑」（ゆまに書房）など。