講座詳細情報
申し込み締切日:2014-04-23 / 文学 / 学内講座コード:7
『今昔物語集』の世界を旅する 説話のなかの平安時代
- 開催日
- 4月24日(木)、 5月15日(木)、 5月29日(木)、 6月 5日(木)、 6月19日(木)、 7月 3日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
『今昔物語集』は1000以上もの説話を収めた平安時代の説話集です。生き生きとした表現が特徴で、芥川龍之介が好んで短編小説の題材としたことは有名です。本朝(日本)の巻々には、天皇・貴族や武士から庶民、鬼や変化の者たちが登場し、人間臭い振る舞いや不思議な行動を繰り広げていて、原文を読めば、現在人が信じられないような平安時代の人々の感覚や世相を知ることができます。今期も、色々なタイプの興味深い説話を選び、順次読み進めます。歴史学を専門とする講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代の京・地方をご一緒に旅しましょう。
・天文博士の夢占いのおかげで妻に殺されずに済んだ男の話
・達智門の捨子が犬に養われる話
・検非違使が盗みをはたらいて仲間にバレる話
・信心深い僧がふとした気の迷いから小蛇となった話
・源頼光の郎等たちが、女車で賀茂祭見物に行き失敗する話
・夫を殺して泣く女の話―醍醐天皇の超能力
※折に触れて関連する話をはさみながら、以上の説話を順次読み進めます。 進行にあわせ、最終回は別の話に替えることがあります。*参考図書『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系)(岩波書店)
『今昔物語集』は1000以上もの説話を収めた平安時代の説話集です。生き生きとした表現が特徴で、芥川龍之介が好んで短編小説の題材としたことは有名です。本朝(日本)の巻々には、天皇・貴族や武士から庶民、鬼や変化の者たちが登場し、人間臭い振る舞いや不思議な行動を繰り広げていて、原文を読めば、現在人が信じられないような平安時代の人々の感覚や世相を知ることができます。今期も、色々なタイプの興味深い説話を選び、順次読み進めます。歴史学を専門とする講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代の京・地方をご一緒に旅しましょう。
・天文博士の夢占いのおかげで妻に殺されずに済んだ男の話
・達智門の捨子が犬に養われる話
・検非違使が盗みをはたらいて仲間にバレる話
・信心深い僧がふとした気の迷いから小蛇となった話
・源頼光の郎等たちが、女車で賀茂祭見物に行き失敗する話
・夫を殺して泣く女の話―醍醐天皇の超能力
※折に触れて関連する話をはさみながら、以上の説話を順次読み進めます。 進行にあわせ、最終回は別の話に替えることがあります。*参考図書『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系)(岩波書店)
講師陣
名前 | 中込 律子 |
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肩書き | 学習院大学講師 |
プロフィール | 1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。史学博士。学習院大学・学習院女子大学・東京女子医科大学・東京農工大学非常勤講師。主な著書、『王朝の権力と表象―学芸の文化史―』(共著)(森話社)、『平安京くらしと風景』(共著)(東京堂版)、『古代の人物』第6巻「王朝の変容と武者」(共著)(清文堂出版)、『人と動物の日本史』第2巻「歴史のなかの動物たち」(共著)(吉川弘文館)、史料纂集『勘仲記』第一・第二(共監修)(八木書店)など。 |