大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
モーツァルトのウィーン時代のピアノ協奏曲を取り上げます。彼がウィーンでフリーランサーとしてもてはやされた成功期の協奏曲から、やがて作曲したものの演奏の機会に恵まれなかった協奏曲までの6曲です。その人気のベクトルと反比例するように作品の円熟味は深耕します。モーツァルトの作風の変化が如実にわかるラインナップです。本講義では、譜面を読みつつCDを試聴して進めてまいります。

【講座スケジュール】
第1回 10月 4日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第20番、ニ短調、K.466ニ短調は宿命的か?!
第2回 10月18日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第21番、ハ長調、K.467もてはやされたモーツァルト
第3回 11月 1日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第22番、変ホ長調、K.482『フィガロの結婚』と時を同じく
第4回 11月15日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第23番、イ長調、K.488カデンツァは要らなくなったのか?
第5回 11月29日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第24番、ハ短調、K.491試練の前兆
第6回 12月13日(金) 10:40～12:10 講師：網野 公一
　ピアノ協奏曲第25番、ハ長調、K.503作曲したものの

名前	網野 公一
肩書き	玉川大学教授
プロフィール	１９８９年３月学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得。玉川大学リベラルアーツ学部教授。日本女子大学非常勤講師。日本ホルン協会監事。主な著書に「モーツァルト・スタディーズ」（玉川大学出版部、共著）、「コンサートの文化史」（柏書房、共訳）。その他論文として、「モーツァルトの初期ピアノソナタに於ける古典主義」、「モーツァルトのマンハイム楽派の受容」、「『熱情』を読む」など多数。