大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
残された戦国武将の書状は、歴史の表舞台の動向の裏面をみることができます。「天下」を目指す織田信長、豊臣秀吉や有力大名たちの情勢判断や裏面工作など、教科書では学べない「裏の歴史」を探りましょう。一つの書状から、驚く人物像が明らかになる面白さがあります。余裕があれば書状を追加しましょう。戦国の世に生きた武将たちと対面する時間です。原文資料を配付します。

【講座スケジュール】
第1回 10月22日(火) 10:40～12:10 講師：小澤 富夫
　大内義隆  「家中のこと、若し叛乱・騒動が生じたら…」(毛利元就宛)大友宗麟  「御入洛相催差るべき為、備州に至り…」(真木嶋昭光宛)
第2回 11月 5日(火) 10:40～12:10 講師：小澤 富夫
　嶋津義久  「隣邦御才覚を廻らざるの段、恐悦極て候…」(近衛前久宛)長曾我部元親  「私の進退の義、今度関白様の御寛容の義…」(蜂須賀正勝宛)
第3回 11月12日(火) 10:40～12:10 講師：小澤 富夫
　徳川家康  「今度、兵糧過分に仰付られ候…」(織田信長宛)浅井長政  「今度籠城を相届けられ候段、謝し難く候…」(垣見左衛門尉宛)
第4回 11月19日(火) 10:40～12:10 講師：小澤 富夫
　武田勝頼  「当陣の様子心許なき旨、態と飛脚祝着に候…」(三浦左馬助宛)上杉景勝  「父謙信死去、父同様に入魂喜悦たるべき願申し候…」(太田資正宛)
第5回 11月26日(火) 10:40～12:10 講師：小澤 富夫
　直江兼続  「佐保山よりの使者召出され、御懇比然るべく…」(上杉家臣宛)細川忠興  「返々御酒の数御定べくと存候…」(嫡子忠利宛)

【注意事項】
人物関係から順序が変更となる場合があります。

名前	小澤 富夫
肩書き	元玉川学園女子短期大学教授
プロフィール	１９６０年学習院大学大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士。元玉川学園女子短期大学教授。著書「家訓」（講談社学術文庫）、「武家家訓遺訓集成」（ぺりかん社）、「歴史としての武士道」（ぺりかん社）、「おとなの江戸東京ドリル」（共著、ダイヤモンド社）、「武士としては」（雄山閣）など