大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
江戸時代に開花した町人文化の象徴ともいえるのが、歌舞伎と浮世絵です。歌舞伎は浮世絵の重要な画題であり、浮世絵版画に着想を得て歌舞伎が作られるなど、両者は相互に影響して発展してきました。今期のテーマは「女形の芸」です。性別を超えた美しい動きがどのように生まれるのか、現代の稽古の様子を確認し、実際の舞台姿や女形役者が女性向け商品の広告に使われた例など、様々な浮世絵を通して江戸時代の女形の人気にせまります。

【講座スケジュール】
第1回 10月 2日(水) 10:30～12:00 講師：藤澤 茜
　女形の稽古と美しさの追及
第2回 10月16日(水) 10:30～12:00 講師：藤澤 茜
　女形役者の人気―女性向け商品の広告
第3回 10月30日(水) 10:30～12:00 講師：藤澤 茜
　女形の芸  「鏡山旧錦絵」中老尾上
第4回 11月 6日(水) 10:30～12:00 講師：藤澤 茜
　女形の芸  「祇園祭礼信仰記」雪姫
第5回 11月20日(水) 10:30～12:00 講師：藤澤 茜
　女形の芸   八百屋お七

名前	藤澤 茜
肩書き	学習院大学講師
プロフィール	1998年学習院大学大学院博士後期課程修了。文学博士。学習院大学非常勤講師。著書に「歌川派の浮世絵と江戸出版界」(勉誠出版)、浮世絵が創った江戸文化」(笠間書院)、「藤間家所蔵浮世絵全覧」(公孫樹舎)がある。