大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
鎌倉時代には新しい仏教の宗派が成立し、また中国からは禅宗が到来しました。これを受けて仏教美術は、主題や表現に大きな変容を生じていきます。今年度は春秋を通じて鎌倉時代の話をしますが、春期には主題の問題、すなわち各宗派の教えに基づく特徴的な美術を紹介します。戦乱の世相を背景に強まった、死後の世界へのおそれが生み出した美術にも言及します。


【講座スケジュール】
第1回　 5月15日（水） 13：00～14：30　講師：吉田 典代
　鎌倉時代の仏教

第2回　 6月 5日（水） 13：00～14：30　講師：吉田 典代
　浄土宗・浄土真宗日蓮宗の美術

第3回　 6月19日（水） 13：00～14：30　講師：吉田 典代
　禅宗・北京律の美術

第4回　 7月 3日（水） 13：00～14：30　講師：吉田 典代
　南都仏教の美術

第5回　 7月17日（水） 13：00～14：30　講師：吉田 典代
　地獄と極楽

名前	吉田 典代
肩書き	学習院大学講師
プロフィール	１９９３年学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位修得。哲学博士。学習院大学非常勤講師。NHK 学園講師。著書に「日本の仏教美術の流れ」（NHK学園テキスト）、「仏像の美・形と精神・その鑑賞法」（NHK学園）、「仏像の美―仏像を究める」（ＮＨＫ学園、非売品）など。