講座詳細情報
申し込み締切日:2012-04-26 / 文学 / 学内講座コード:S07
文学の散歩道『荻窪風土記』の文士たち 井伏鱒二と太宰治
- 開催日
- 4月27日(金)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
昭和2年(1927)、作家井伏鱒二は「明窓浄机」の境地を求め、当時郊外であった現在の杉並区清水(当時は豊多摩郡井荻町大字下井草)に移り住み、以後六十有余年、亡くなるまでこの地に居住しました。井伏を慕った太宰治も、三鷹に落ち着くまでの間、井伏の家の近くの下宿を転々として名作を生み出していきました。井伏の家にぶらりと立ち寄った太宰が井伏を誘い、縁台を持ちだして、庭で将棋をするといったことが頻繁に行われていました。太宰治の結婚式もこの井伏の家で行われましたが、なかなか来ない写真屋さんを待ちきれず太宰は早く着物を脱ぎたがり井伏は井伏で写真屋の遅刻にいらいらとするといったてんやわんやの騒ぎもありました。この講座では、太宰をはじめとする文士たちが登場する、井伏の著した『荻窪風土記』を取り上げて、井伏と太宰、さらには上林暁・青柳瑞穂・外村繁など阿佐ヶ谷文士などの交遊の様子を探っていきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月27日(金) 13:00~14:30 講師:杉本 雅晃
昭和2年(1927)、作家井伏鱒二は「明窓浄机」の境地を求め、当時郊外であった現在の杉並区清水(当時は豊多摩郡井荻町大字下井草)に移り住み、以後六十有余年、亡くなるまでこの地に居住しました。井伏を慕った太宰治も、三鷹に落ち着くまでの間、井伏の家の近くの下宿を転々として名作を生み出していきました。井伏の家にぶらりと立ち寄った太宰が井伏を誘い、縁台を持ちだして、庭で将棋をするといったことが頻繁に行われていました。太宰治の結婚式もこの井伏の家で行われましたが、なかなか来ない写真屋さんを待ちきれず太宰は早く着物を脱ぎたがり井伏は井伏で写真屋の遅刻にいらいらとするといったてんやわんやの騒ぎもありました。この講座では、太宰をはじめとする文士たちが登場する、井伏の著した『荻窪風土記』を取り上げて、井伏と太宰、さらには上林暁・青柳瑞穂・外村繁など阿佐ヶ谷文士などの交遊の様子を探っていきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月27日(金) 13:00~14:30 講師:杉本 雅晃
備考
【注意事項】
本講座は、複数受講割引対象外講座です。
本講座は、複数受講割引対象外講座です。
講師陣
名前 | 杉本 雅晃 |
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肩書き | 杉並区立郷土博物館学芸員 |
プロフィール | 1998年学習院大学文学部史学科卒業。2009年京都造形芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了。杉並区立郷土博物館にて準常設展「杉並文学館」の運営にあたる。文学とそれを生み出す地域との関わりをテーマとして、首都大学東京オープンユニバーシティなどで講師を務める。 |