大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
日本でも古くから親しまれてきたドイツ歌曲(リート)は、言葉と音楽との密接な結びつきを特徴としており、原語の歌詞をしっかり理解することで、その味わいはいっそう深くなります。今期は、ブラームスの歌曲を聴いてまいります。
後期ロマン主義の時代にあって古典的な形式美を追求し、いぶし銀のようなと評される重厚な作風で知られるブラームスですが、実は生涯にわたって多数の歌曲を作曲し続けた、重要なリート作曲家でもあります。
今回も、有名な曲から隠れた名曲まで、多彩な曲が登場します。ドイツ語の原詩を読んだ上で、CD にて演奏を鑑賞してまいりますが、訳読・文法解説などは講師の方でいたしますので、初歩程度のドイツ語の知識のある方でしたら、どなたでも楽しんでいただける内容です。

【講座スケジュール】
第1回 5月 8日(火) 　異郷にて・エオールスのハープによせて
第2回 5月22日(火) 　私のそばでざわめいていた小川は・ファルケンシュタインの領主の歌
第3回 6月 5日(火) 　私は夢を見た・雨の歌
第4回 6月19日(火) 　夕方の雨・別れ
第5回 7月 3日(火) 　しずめられた憧れ・墓地で
第6回 7月17日(火) 　野の寂しさ・打ちかてない

名前	平井 敏雄
肩書き	学習院大学講師
プロフィール	１９９１年ドイツ・バンベルク大学へ留学後、大学書林国際語学アカデミー非常勤講師、２０００年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得。学習院大学・学習院女子大学・文化女子大学非常勤講師。