大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
怨霊が歴史に登場した奈良時代後半から鎌倉時代にかけて、政敵との抗争に敗れ、流人として京より追放され、失意のまま生涯を終えた五人の人物を取り上げて、彼らの望郷の念と怨念を振り返ってみます。
合わせて、それぞれの亡魂の行く末と、鎮魂の世界に視点を定めながら、当時の人々の流人観も考えていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 2月 1日(水) 　藤原広嗣と大宰府流刑
第2回 2月15日(水) 　淳仁天皇と淡路流人生活
第3回 2月29日(水) 　在原業平の東下り
第4回 3月14日(水) 　鹿ケ谷事件と流人俊寛
第5回 3月28日(水) 　後鳥羽院と隠岐流刑

名前	鈴木 哲
肩書き	日本大学国際関係学部教授
プロフィール	１９７６年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。１９９９年より日本大学国際関係学部教授。著書「文明と文化の諸相」（南窓社）、共著「中世日本の地域的諸相」（南窓社）、「怨霊の宴」（新人物往来社）、「闘諍と鎮魂の中世」（山川出版社）など。